ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

おしゃべりと文明開化

10月6日、今年の1月まで一緒に働いていた友人とランチを共にした。

私が辞めてから1か月ほどで彼女も辞めた、いわゆる辞め友達である。今日は半年以上ぶりに会ったわけだけど、彼女も次を決めて辞めた身で、特別お金に困ることもなくきちんと次の職場にも馴染んでいたので、安心して素直に当時のことを伝えることができた。
彼女と一緒に働いたのは、私の人生の中でたった2,3年の間だったけれど、これまでの仕事人生で一番楽しく充実していたこと。こんなに無駄なおしゃべりもできて、お互い仕事はしっかり果たそうという努力を同じ熱量でできる、ということがどれだけ幸せなことだったか、私はこの半年噛み締めていたのだ。それを本人に伝えることができたのはよかった。

今日は当時の仕事のことや、彼女自身の送別会での出来事、新しい職場の環境や震災時の話、最近見たテレビドラマについて正味5時間話し続けた。2人の子を持ちながら、働き、日々生活する人生の少し先輩である彼女の話の内容は、聞けば聞くほどその満ち足りた見た目や余裕のある話しぶりとはかけ離れた過酷な環境だったりする。そうしてまた私は自分自身の幼さに気付かされて、壁が薄めの自宅へ舞い戻ったのだった。

そして、友人と会う前にもう一つ大きな出来事があった。新しいPCが届いたのである。

HP ENVY 13 x360 製品詳細- ノートパソコン | 日本HP

店員さんとのやりとりを幾度となく繰り広げ、10日ほどでようやく決めた今回のPC。4代目にしてようやく納得のいく買い物をした気がしている。本気度で言うと、事前にセキュリティーソフトを吟味したり、持ち歩き用のカバンを検討したりするくらい本気だった。(今更!)特にセキュリティーソフトについては今までおざなりにしすぎていた。正直に言うと完全に自分に自信を持ってしまっていて、たとえばさすがに危ないサイトというのを避ける技術は身についているので今まで無事だったわけだけど、最近は自分で間違いを起こさなくともそういったことが起こりうるご時世なわけで、そんな中買い物も銀行もインターネットでやるようになってしまうとなると、本気にならざるを得なかった。

正直値段的なことを考えると更新料のないソフトが現実的だったけれど、そうも言ってられない。プリインストールされていたものももちろんあるけれど、マカフィーは私の中ではオオカミ少年に分類されてしまって、本当に危険なブロックも通してしまいそうなのである。(つまり誤ブロックが多い印象なのだ!)マカフィーを使用していたのはもう何年も前なので今は改善されているかもしれないが、イメージの払しょくは難しい。なんて思いながらカスペルスキーの体験版をポチリとしてしまった。

今これを新しいPCで入力しているけれど、若干のタイプミスはあるもののおおむね使いやすい。立ち上がりも早いし、なにより「Windows Hello」の起動に驚いた。電源を入れるとカメラが赤くピカピカピカッと光り、んっ?と顔を向けるとログインされるのだ。なるほど、これはもう人前でパスワードを打ったりせず、つまりは盗み見られる心配もないのだ。素晴らしい!まあ、外で使う予定はあまりないのだけれどね。