ロマンチックモード

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第8話 夜が更ける

1月29日、夫のシフトを勘違いして1人の時間を有意義なものにする準備を怠った。私は私という人間を30年以上続けているのにまだ私のことを分かっていないようだ。「真面目」かつ「面倒くさがり」で「食いしん坊」なことをすっかり忘れていた。洗い物があると「しないといけない」と感じる真面目さがありながら「洗い物はしたくない」という面倒くさがりを発揮し、それとは別に「何か食いたい」という欲が溢れてくる。作り置きを盛り付けることも面倒くさい。やはり何か食べ物を買ってくるべきだった。

一度判断が狂うとピタリと動きが止まるのもひとつの特徴だ。結局この日はみっちり3時間『バイオハザードRE:2』のゲーム実況を見ることに費やしてしまった。もちろんこれも「やりたいこと」のひとつだったのでいいのだけれど、なんというか、今日じゃない。何せ今日は1人である。本来なら居間のテレビが使えるこの日にこそ見ておくべきドラマ等に手を出すべきだった。でもさ~見たいタイミングと見れるタイミングが合致しないってあるよね~~~!

そんなわけで3時間『バイオハザードRE:2』の世界に浸りつつ、22時からはお気に入りの深キョンハーレムドラマ「はじめて恋をした日に読む話」を見るにとどまった。ちなみに『バイオハザードRE:2』のゲーム実況はプレイスタイルの違う二人のものを見ている。1人はプレイ済みの状態で実況する某氏で気に入ってよく見ている。もう一人は何を隠そう我らがラッキーこと岐洲匠(きずたくみ)その人である。すい星のごとく現れ基本的には生放送でプレイしている。アーカイブを残しているのでもし時間があるなら見てほしいのだがとんだイケメン実況なのである。

ちなみにプレイ自体はあまり上手には見えないし第1回で「漢字が読めない」と公言した彼はその後読み上げ要員を脇に携えプレイしているのだけどその人も読めているか正直怪しい。『バイオハザード』自体が初プレイらしいのでゾンビの固さ、謎解き、警察やアンブレラ社の資料の漢字の多さに四苦八苦しているが、なんだかんだしっかり前に進んでいるのはゲーマーだからだろう。(モンハンのハンターランクは640オーバーだった)弾丸は足りないし素直に驚いて大声は出すし謎解きはすんなりいかないんだけどここぞというところで奇跡的なロック解除を見せたりするのは流石宇宙一ラッキーな男…と思うし主人公と連れの女性のキスシーンでは甲高い悲鳴を上げる可愛さもある。第6回のラストは「俺は岐洲匠!レオン(主人公)がエイダ(連れの女性)を守れなくても、俺がエイダを守る!」という次回予告で終わった。完全にアホである。機会があれば是非見てみて欲しい。ちなみにこの時点で残弾15発。次回はこの状態から敵陣アンブレラ社に乗り込む元ヒーロー。心配でしかない。
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第1回はなんと設定からスタートする上自己紹介もない。進むにつれアホみが透けて見えてくる彼の実況の中でも一番イケメンみが感じられる記念すべき回だ。

そんなわけで23時、深キョンドラマでひととおりニヤニヤしてから我に返った私はお風呂をいただいたのち洗濯機も回し、『ロロナのアトリエ』のチュートリアルをこなすのだった。以上第8話、夜が更ける、完。