ロマンチックモード

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物欲の秋が来ている

9月13日、秋物の洋服がいよいよ販売開始になってきた。危うい。最近選ぶものが高価になってきてしまっているので、資金繰りを考えながら購入タイミングを見計らわないといけない。


最近「そろそろ正解が欲しい」と思うようになってきた。「正解」というのは、「間違いない」とか、「長持ちする」とか、「一生もの」みたいな意味で使っている。きっかけは「Morris&sons(モリスアンドサンズ)」のセーター。ラムズウールという毛糸で、1色で柄もなく形もシンプル。値段は1万4,000円~1万8,000円くらい。すごく高いわけではないけど決して安くはない、という値段なのだけど、これが肌触り、発色、暖かさ、軽さ、全てを兼ね備えている。初めて買ったセーターは3シーズン目でも全くよれたり伸びたりしないし毛玉も起きない優れもので。私から見てこの値段は「高い」部類なのだけど、最初の1着をエイヤと買ってよかったと思えたというか、この時に「セーターの『正解』はこれだ!」と思った。1度に何着もは買えないので、1シーズン中に2着買えたら頑張った方だと思いながら少しずつ色を揃えている。


靴はもともと大好きで、若い頃は7センチヒールのパンプスを履いてガツガツ歩いたり、脱ぎ履きの面倒な靴でもデザインが奇抜で可愛ければすぐに手を出していた。最近も奇抜なものは大好きで、なんなら「コーディネートは靴から決めるもの」とすら思っているので、よほど気に入ったデザインは多少の履き心地の我慢も辞さない。ただ、そんな靴でもやはり1足正解は持っておきたいものなのだ。
私の中の靴の正解は、残念ながら全て揃ってしまった。「Repetto」の皮の黒パンプス、「ドクターマーチン」の1460 8ホールブーツ、「ニューバランス」1700。パンプス、ブーツ、スニーカーの正解をゲットしてしまって少し寂しい気はしているものの、「ドクターマーチン」については手入れも楽しく、同じ型で別の色をもう1足持ってもいいかもしれない…などと考えている。


次に知りたい「正解」はなんだろう、と通販の画面を見ながら考えていたら、そういえば私はまだジーンズの「正解」を知らないのではないか?ネルシャツにも「正解」があるのでは?と思うようになってきた。「Shinzone」のジーンズを履きながら、いよいよ「Levi's」の501に手を出そうかと思っている。「正解」って、本当お金かかるなー。