ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

9月雑感(後半)

10月5日、忘れないうちに母へ誕生日おめでとうのLINEを送る。健康第一、というスタンプを送ったら「運動頑張るね」と返ってきた。71歳とは思えない可愛らしさのある母なのだけれど、離れて暮らしているとたまに会った時の「老い」に気付いてしまうのが辛い。いつかくる「死」を意識してしまうから。

9月の配信(後半)

  • 御前会議~二大芸人家臣集結トークライブ~(9/22 19:00)

ぬまんづ原さんのすゑひろがりず愛とKOC直前の男性ブランコ浦井さんのワードセンスが光ったファンミーティング。「ファンミーティングに本人が来ちゃった」というのは言い得て妙。実際の中身もすゑひろがりず局番を見ていないとなんのこっちゃ分からないワードのオンパレードだったのだけど、これが配信の視聴期間延長ライン500越えの売上なのだから凄い。個人的には浦井さんの「照彦HOWEVER」と原さんの「庭師なんぜう」の説明(一度作ったものを見せたのち壊して「そこに橋があったんだな」と思わせる侘び寂び)、そして「三島の可愛いとこたくさん知ってるけどあの三島は嫌い」ななんぜうが良かった。後半に行われた局番クイズ、作成のLINEグループも見ていたのだけど、難易度の設定が上過ぎて「オタクの悪いところ」の煮凝りみたいになっていた。一度「難しすぎるのでこれくらいの方がいいのでは」と発言したものの、「これくらいなら覚えてると思う」と一蹴されてしまった。特進クラスに来ちゃったと頭を抱える浦井さんを見ながら、ほらな…と心の中で呆れたのは秘密です。

  • 四季ひろがりず 長月(9/25 14:00)

新ネタと近況トーク、コーナーの軽単独公演。新ネタは歌ものでなかなか難しそうなものの、オチが綺麗なので頑張って叩いてほしいなと思う。近況トークではやはり赤ちゃんの話題。義母の作る夕飯について普通のトーンから一気にギアを入れての「お前の為ちゃうねん!!!!!」が怒りのなんぜう出ていて良かった。ヒガシヤマさんはきよし師匠好きすぎるのと発想がいいので引き続き頑張ってください。

南條森下はYouTubeでもやっていて、「無料でやりすぎてる」と言っていたけれど、あれでお金取られてもちょっとな…w さすがにファンでもファミレストークの有料はやっぱりあかんと思います。無料だから許される長さというのもあるし、なんなら広告見てますし、という。三島初瀬は声がでかくて疲れてしまった。初瀬さんはもう少し清潔感というものを大事にした方がいいと思う。

  • 三島MCライブ~三島の仕切りでみんなで遊ぼう~(9/26 18:00)

やっぱり楽しい三島MC。椅子取りゲームでGAGが「悪い大人の集まり」になっていて最高だった。坂本純一という正義と狂気の狭間にいる男を感じられた。ただ今回は相方による「エッグベネディクト事件」が全部持っていった感がある。


(追記)もうひとつだけ。トット桑原さんの内申点の高さが異常。今思い出しても「邪魔しなかったから」で優勝したの面白すぎて笑みがこぼれる。

  • 突撃隊ボーイズ~逆襲の刻~(9/26 20:00)

岩橋さんお休みの為「幕張トーク60」に変更されて行われた。直前の三島MCのメンツからトット抜きななまがり足しのいつメンで、お子さんを授かった三島さんへの手紙を読む公演に変更された。
南條さんへの手紙の時は全員が同期ということもあり、全員に関係性の濃さがあったものの、今回はGAG先輩もいたので南條さんの時とは違った、ある意味新鮮味のある公演になっていたと思う。
今思えば南條さんへの手紙はほぼ全員が根底に「心配」の気持ちがあったように思う。とにかく抱え込み外に出さない南條さんの人となりが現れていた。今回はGAGがいたというのもあるとは思うけれど、やっぱり感動よりも笑いが大きい印象がある。それは多分三島さんという人がそういう手紙を書かせたわけだから、相手によってこんなに違うんだなと面白く思う。
南條さんが「欲のない三島のことだから、今がピーク、これ以上はもうと思っているかもしれないけど、ちょっと待ってくれ」と言い、言葉に詰まるターン、「全然売れず仕事もなかったけど、とにかくずっとネタ合わせをやっていたあの頃の方が魂は燃えていたと俺は思う」
と続くんだけど、きっとその頃の情景が目に浮かんだんだろうなと思わせる長めの詰まり方をしていて、ファンとしてこんな言葉を直に聞けるのは幸せなことだなと思った。ほとんどが「相手を思いながらこれまでを振り返り未来を願う手紙」であるなか、相方から「鼓舞の手紙」を貰うのは、いいコンビだとしか言いようがない。
印象的だったのはGAG坂本さんの手紙。たどたどしい読み方と、少し幼い言葉のチョイスがありながら、シーンの切り取り方とオチに続く目の付け所が最高で、「コント師」の視点というものを垣間見た。要約すると、「みんなに隠れて後輩にグリーン車を奢ってあげてたのを見た。優しいなと思った。もっと堂々と兄さんしていいんだよ。」みたいな内容だったのだけど、これがまるで紙芝居を見ているように語られるのだ…。素晴らしい手紙だった。

9月に観た映画(5本)

ビッグ・フィッシュ」まさかティム・バートンに泣かされるとは…。「ゴーン・ガール」いいサイコパス映画。今更感があったものの見て良かった。「まともじゃないのは君も一緒」予想外に面白く、小泉孝太郎に感心する。