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野村萬斎スーパー狂言ライブ「唐人相撲」

急きょ行ってきました。初狂言!分かるのか!

演目:
第一部 レクチャー&パフォーマンス
第二部 見物左衛門 深草
第三部 唐人相撲

第一部では野村萬斎が演目の紹介。初めて生で見たんですけど…ほっそ!なっが!顔ちっちゃ!目ほっそ!なっが!(細いと長いしか言ってない)面白おかしいことも言いつつなんですけど、「見物左衛門」と「唐人相撲」は真逆の演目である、ということを言ってました。「見物左衛門」というのは、とにかく色々見て回るのが好きな「見物左衛門」という人が、深草祭を見物する、という様子なんですけど、これをたった一人で演じるというものです。対して「唐人相撲」というのは、総勢42名でどんどん相撲を取っててんやわんや!みたいな演目。わ!なんか頭良さそう!
パフォーマンスでは「唐人相撲」で演奏される能楽囃子を舞台上で演奏される、というものでした。面白かったー。あれ絶対手痛いよ。掛け声も面白かったです。同じ「いよぉっ」でも、ビブラートがかかったり裏声に抜けたりしていた。以外と若いし!30代とかですよ!
「見物左衛門」は野村万之介人間国宝!ほえー。ぐっすり寝ました!(ひどい!)だってなんて言ってるのか分かんないし、狂言の歩き方がそういうのなんだろうけどおじいちゃんいつ転んでもおかしくないみたいな不安が募ってなんかこう眠気が…。
ていうことで「唐人相撲」!(流した!)ちょう楽しかった!笑いすぎて涙出た!

唐(中国)に滞在していた日本の相撲取りが皇帝に帰国を願い出ると、名残にもう一度相撲を見たいと所望されます。通辞(通訳)の行司で相撲が始まり、大勢の臣下の唐人たちが次々と日本の相撲取りに挑んでいきますが…。
STV創立50周年記念 野村萬斎スーパー狂言ライブ 〜唐人相撲〜

日本の相撲取りの強さがパねぇ。バッタバッタやられてく。やられてくっていっても本当にトトントントンみたいな今の相撲じゃなく、手開いて、見合って、叫ぶだけ!つかみ合ってもいないのにバッタバッタと倒れていきます。
上にも書いてありますけど一応唐なんで、もちろん日本語じゃないんですけどこれがちょう適当。たまに本当ぽい言葉もありそうだけど適当すぎるし響きが面白すぎる。
今回は札幌の人たちを一般参加として出演させてたんですけど、「コウノ!コーノ!…ライライ!」みたいな感じで呼び込む。多分家族とかも見に来てるだろうし、見た目じゃ付け髭とか衣装で分かんないから名前呼んでるんだろうなー!と思いました。そうそう、中には相撲取りが恐いからやりたくない!ていう人も出てきて「ライライ!」て呼ばれて立ち上がるんだけど「…ビョーキ」て言ってみたり。日本語じゃん!
あと髭掻き、という役がプログラムに書いてあって、しかも髭掻きが野村万之介。(皇帝は野村万作、相撲取りが野村萬斎)何するんだろう…と思ったら…ちょ、プルプル!プルプルしてる!(これは書かないよ!)
いや本当に面白かったです。ホィョー。(すいません言いたかっただけ)