ロマンチックモード

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日本フィルハーモニー交響楽団

家族みんなで見てきました。クラシックを見に行くのは珍しいことではないんですけど、札幌に住んでいるとどうしても札幌交響楽団の演奏しか見に行かなくなるんですけど、ちょう久々に他の楽団、しかも日フィル!しかも曲目が有名な曲!

スメタナ/交響詩モルダウ
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(独奏:川畠成道
ビゼー/劇音楽「アルルの女」(第1組曲・第2組曲

2曲目は分からなかったですけど、「モルダウ」と「アルルの女」は誰が聞いても分かるくらいの有名曲なので、ほぼ寝ずに楽しめました。2曲目の独奏、川畠成道さんは弱視の方なんですけど、分かってたんだけど「そのフォローの仕方なんだか違うくね!?もうちょっとフォローできるんじゃね!?」と思いました。残念ながら私の耳が肥えていないので気の利いた感想は言えないんですけど、高音が凄く綺麗にホールに響いていたのが気持ち良かったことと、高音のときにどんどん背伸びしていくところがよかったです。
まずは「モルダウ」。すごかった。ちょう「モルダウ」してた。なんだかもうあれはウケを狙っているとしか思えない曲の作りで、指揮者は悪くないと思う。悪いのはスメタナ。反則技のスメタナ。超絶躁鬱。スメタナ
もうちょっと「モルダウ」について真面目に書いておくと、これはもうさすが日フィルというか、たとえばあの歌詞の付く有名な旋律がありますよね。それはもちろん複数人でその旋律を弾いているのに、まるで一人で弾いているかのような、一つのずれもない完璧なメロディーで驚きました。テレビやラジオでいろいろな楽団のその旋律を聴いても、確実に複数人で弾いているのが分かるのに、今日のは全然違った。とても美しかったです。
それから「アルルの女」。この曲は始まりの旋律と、それからフルートの独奏が超有名だと思うんですけど、このフルートがすごく良かったです。太くて綺麗で安定した音色で感激しました。ピッコロの人も巧かった。
アンコールでビゼー作曲の超有名曲「カルメン」もやってくれて、大満足でした。というか、はっきり言って指揮者の髪の毛に夢中でした。飯森範親さん。髪ちょうさらっさら。あと終わった後ロビーでサインしてたのをチラっと見たら顔がなだぎ武にほんの、ほんの少しだけ似てました。すみませんでした。