ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

人生は素晴らしい、らしい

テアトルタイムズスクエア」という東京の映画館が8月末で閉館するらしいのですが、クロージングの作品を投票で決めている。その中に『ライフ・イズ・ビューティフル』があって、思い出した。
第二次大戦中のナチスの収容所でのお話なんだけど、コメディ要素が高くて単なる喜劇にしか見えないほど面白い。なんだけど、後半に行くにつれてその部分部分に出てくる事象を知っている私たちにとっては一挙手一投足が危なっかしく、真実の恐ろしさに直面する。衝撃と感動のラスト、とも言えるけど、怪獣映画や幽霊映画よりもある種の恐ろしさがある。絶望と希望がない交ぜの映画です。よね。(よね?)
ライフ・イズ・ビューティフル』というタイトルを見ただけでその時のどうしようもない感情が思い出されたので、多分相当自分ショックだったみたい。アカデミー外国語映画賞なんだ…知らずに見てたけど、確かに素晴らしい映画だった。
あー…映画見たいけど…見たい映画が…ない…。あ、誰か『破』行きませんか?(2回目!)