ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

君に届け

もともと読みたいな、とは思っていたのですが、自分でマンガを買う財力はないし、借り物のマンガは少年・青年系だしでなかなか出会う機会のなかった少女マンガですが、今私はいまさらいまさらいまさら(3回言ってる)ハマっています。何故なら!今!なう!深夜にアニメやってるからー!!!
そうなのです。関東から約2カ月遅れで放送しております。放送しておりますのを第2話くらいでテレビ欄で見つけ、録画し、見、3話目も録画し、見、ハマりました。ハマりましたとも。そして、少しのあらすじを普段一緒にランチ(ランチ!)に出かけるリア充女子(リア充!)に話したら、その彼女が原作をブックオフで読み、ハマり、私より先に全巻大人買いし、それを私が借りるというよくわからない状態になっています。ありがとうございます。
ン年前、砂埃舞う職場から帰るや否や万博や野音のDVDを見て明日への活力をみなぎらせたように、ン年前電車やバスに揺られに揺られて通った職場から帰るととりあえず1日2,3コントは見て背中の疲れを吹き飛ばしていたように、今家に帰ればとりあえず表紙を見ては安心しています。あわよくば、あわよくばです…私はもう下心なしでは…!(馬鹿すぎてごめんなさい)
とにかく、愛すべきキャラクター達。としか言えません。嫌な奴が、いな…あ、ゴメ…1人、1人ね、ちょっと本当許せないチャラ男はいるけど…でも基本的に、本当に嫌な奴がいない。この物語は、見た目陰気な通称「貞子」が爽やかから生まれたような、こんなやついねーよ100%な風早くんに出会い、頑張り、泣き、友人も作り、恋もし、ライバルなんかできちゃったりする高校青春マンガなのですが、まあ一番分かりやすい、パッと見嫌なやつというのがライバルになるんですけど、このライバルが、すごい。憎めない。ライバルに騙りなし!
これ以上書くと絶対に何かしらのネタバレをしてしまうのでやめておきますが、もうほとんどの方は読んでるかと思いますが読んだ方がいいと思うよと思った。ちなみにそのリア充女子に完全にスルーされている、貞子の友人の一人、千鶴の恋の話が、私は何度読んでも涙が止まりません。

君に届け 10 (マーガレットコミックス)

君に届け 10 (マーガレットコミックス)

この、10巻が…!もう最高で…!
7巻の後半くらいから、それまでとはちょっと違った、「え…私こんな展開求めてないけど…!」みたいな、ちょっと、ダレてる??と感じたんだけど、9巻の後半から10巻までを読んだ後このあたりを読みなおすと、貞子にとって、そして風早にとって必要な試練だったと思えます。いやーそれにしても…いいライバルだ。本当に。(そこ)
今、原作を何度も読み返した後で、以前までの心の癒しであったアニメを見てみると本当だ!絵が!全員ちょっとずつブサイク!それでも、アニメでもいいところでは泣けました。原作を読んだ後でも、ちゃんと伝わるくらい忠実に丁寧に作られているアニメです。ラストではCharaが歌いだすというおまけ付き!しかもライバルの声に聴きおぼえがあるというおまけ付き!*1北海道の方は水曜深夜のテレビ欄をチェックしてください!北海道の方にとって一番のおまけは、舞台が北海道であることです!!!

*1:世界を大いに盛り上げているあの方です