ロマンチックモード

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アナと雪の女王 衝撃の殴り書き1

あってますあってます!こちらのページは2015年であってますよ〜!いえその、まず言い訳させてください。とにかく全然興味持てなかったんです!みんなが!!!!オススメ下手なせいで!!!!!!!(上半期�・1言い掛かり)
確かにちらほらは見えてました。今までのディズニーとは違うぞと。王子からの脱却だぞと。でも聴こえてくるのはお松*1の「ありのー」だけであって、それ以外全然入ってこない。しかももう大流行も大流行でしたので考察は溢れかえってるんですけど、なんていうの、すでに「考察」なんですよ…こちとら天邪鬼をウン十年やってるわけだから大流行してるくらいじゃ興味沸かないんですよこのやろう!!!!(完全なる八つ当たりです)
で、じゃあ何でそんなに興味を持ったかというと年末に歌いに歌いまくってくれた神田沙耶加様様のお陰です。彼女の歌う「雪だるまつくろう」にひどく心を打たれてから約5ヶ月(!)、ようやく見ることができました。ミュージカル映画なんだから他の曲もどんどん出してくれたらこんな悲劇にはならなかったかもしれないのに…!(まだ言ってる)
でも、本当そうなんです。「ありのままで」に惹かれなかったんですよね。なんか本当、これなんの歌だよ?って思っちゃったんです。「ありのままねあーはいはいそれが一番よね」っつって。めーじぇーもうまいよっつって。そんな感じで昨年末のMステで神田沙耶加見るじゃないですか、そしたらなんかそれどころじゃなかったんですよね。「何があった」と。そんな悲しげだったり寂しげだったり楽しげな曲2014年のアナ雪旋風の中で全くこっちに伝わってこなかったぞと。そこからようやく興味を持ち出したわけなんですけど実際見ましたら、非常に素晴らしかったです。ていうかさ、あれみんなよく黙ってられるなと思ったしなんかもうそこに感動しました!!!みんな、すごい!!!!
私の手元には吹き替え版と字幕版がありまして、これがまたどちらかを見るともう片方が見たくなるという非常にやっかいなセットになっております。というのも、先に吹き替え版を見て、「ありのままで」の挿入タイミングや大人気マスコット・オラフの体当たり芸、そして待ち受ける結末に大いに裏切られ、非常に感動してガン泣きしました。その後すぐに年末のMステの神田沙耶加を見て更に泣くという手の込みようです。初見でしたし、すぐに自分の中にこれという答えは出せなかったけれど、それがなくとも素直に感動できました。そうして後日字幕版を見るじゃないですか。これがもう…「そんなの聞いてない」のオンパレードなんですよ。
開始早々から始まる喜怒哀楽感情溢れる音楽の大洪水は3,40分鳴り止むことなく一気に駆け抜けます。「ありのままで」まで駆け抜けるあのギュッとワンパック感は最高ですね。正直に申し上げますと初見は酒飲みながら友人と見たんですけどレリゴーのイントロ掛かった瞬間「ここで!?!?!?」って声出しました。「ヤケ歌じゃねえか!!!」っつって。(終盤も声出しちゃったので友人には相当申し訳ないことをしました)(ちなみに友人もこの日が初見でした)(最低!)
そんな第一印象の吹き替え版レリゴーが、字幕版でまさかの衝撃を受けます。あたい、そんなの聞いてない。そこまでの40分の中にも沢山印象の違う所はあれど、肝心要のレリゴーがこれほど違うとは思わずここで一気に引き込まれた。
全体を通して吹き替え版の方が表現が柔らかいです。例えば吹き替えで「手が汚れるのが嫌なのかと思った」と言っている部分、字幕版では「潔癖症なんだと思ってた」と、こういう具合にわりとパンチのある仕上がりになってて目が覚めます。ですので姉妹の両親に対する印象が吹き替えと字幕でかなり違うんですよね。吹き替えだと私はこの両親、特にパパは愛するが故のひとつの選択をしたのだと、そこまで良くない印象は持たなかったんですけど字幕版よ…これはちょっと、パパやっちゃった感あるよねってなりました。それくらい違います。それくらい違う中でレリゴーがどれくらい違ったかというと、もう言いようも無いくらい全然違いました。「good girl」なんて言葉一言も入ってなかったぞ!!どういうことだ!!!!
ちょっと長くなってきたのと時間が無いので一旦締めますけど、この物語の結末を見て「愛とは与えられるものではなく与えるもの」というメッセージが大流行するの、最高だなと思いました。多分また書きます。