ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

ミス・ポター

「ホリデイ」のときに前の席に行き過ぎて字幕が見切れてしまうということを覚えていた私は慎重に席選びをしました。映画館ではないので前のほうに行かないと画面が小さいし字幕付だとどうしたって前に行かなきゃ読めないので遅く行ったにもかかわらず人の足を掻き分けながら何席か試してやっと席に着いたのに。着いたのに。
つうかだってあのおばさんが座高高すぎなんだよバカ他の人たち背もたれから頭半分くらいしか出てないのに全出。全出ですよ全出。頭全出。全出っていうのは「全部出てる」の全出ですよ。ありえねーありえねーしかも最後の最後で滑り込んできやがってマジで席替える時間もなかったっつーの
というわけで始終体を斜めに傾けながら見てきました。ピーターラビットの作者の半生を映画化した作品で、湖水地方の風景てんこもり。映像が綺麗です。
普通に泣けました…!ベタっちゃベタなんですけどレニー・ゼルウィガーの演技に泣かされた感じです。ブリジット・ジョーンズの人。喜怒哀楽の感情を抑えよう抑えようってしてるんだけど出ちゃったー!ていう演技がすごく上手で、笑ったり泣いたりするたびにこっちまで一緒に浮き沈みしちゃう感じでした。
あとピーターラビット好きは見たほうが良いです。予告編でも分かると思いますけど動くんですよ!動いてるんですよ!しかもちょう生き生き。ピーターラビットが目をパチクリした瞬間感動しました。母がピーターラビット大好きなので、ちょっと前売券買ってやろうかなと思いました。ちょっと。
人の半生なので言ってしまえば「ふーん」なんですけど、私は好きです。こういう人。かっこいい。それに勉強にもなります。お金で解決していい問題と、そうじゃないこと。とか学べます。よかったよかった。