ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

東京事変

以前GERUGUGUのライブで

「ゼップでやりたいなー」
「無理やて」
「後ろでフットサルかなんかの試合してもらって」

という和やかな会話を聞いたような気がしますが、卓球の試合すらできない状況でした。囲碁すら難しい怒涛の売り切れin ZEPP SAPPORO。そう!皆さんゼップですよ!東京事変が!ゼップ!これはもうキャッキャしながら前に行くしかないですよね。
前回は初東京事変ということもありバンドと客の距離の開き方に動揺しつつも感動していましたが、今回は完全に一体化してました。
スタートの流れが素晴らしかったです。

復讐

酒と下戸

歌舞伎

OSCA

立ち止まることなく一気に畳み掛ける流れです。特に、特に歌舞伎ラストからOSCAのイントロへの流れは「こういうアルバムなんじゃないか」と思うくらい綺麗でした。OSCAのテンポが上がるところで巻き起こるモッシュと「oi!」コールに応えるは平井の堅さんをポップスターにした張本人!ヒー!豪華ー!
それにしても非常にバランスがとれていました。「椎名林檎ありき」とどこかで思っていたんですけど、そんなことなかった。それぞれがどんどん前に出てくる。どんどん前に出てくるんだけど誰か1人が飛びぬけて目立っているわけではない、という感じ。完全に「バンドになった」と思いました。今回のアルバム以外だと「歌舞伎」「群青日和」「丸の内サディスティック」「閃光少女」ダブルアンコールのラストで「透明人間」だったと思います。「群青日和」前の編成だとロック!という感じでしたけど、今回はものすごくポップ!でした。この人たちにかかるとなんでもかんでもポップ!になるんじゃないか。「丸の内サディスティック」はDVDで何度も見たあの華麗なステップを生で見れました!華麗なステップて。この曲の間奏で

「札幌の皆様いかがですか!暑いですか?寒いですか?私(わたくし)は熱いです!」

煽りまで丁寧!逆に怖い!
「閃光少女」では上に吊るされた荒いドットの電光板に髪の長い少女が全力で走っている姿が映し出されていて感動しました。まさにそのイメージ。車のCMでかかっていますけど、ピッタリですよね。キラキラしたものを撒き散らしながら一心に前に駆け抜けていく。
それにしても、これだけ全ての音が轟音で鳴り響いている中で抜けてくる椎名林檎の声に驚きました。どんな曲でも、どんな声色でも椎名林檎の歌声だけは嫌でも浮かび上がる、そんな強さがありました。
北海道の人の温かさ、良さについて賞味20分は喋っていたポップスター(43歳)の笑顔が非常に可愛らしかったです。浮雲さんはちょっと失敗したオダギリジョーみたいになってました。伊澤さんはもうちょっとでチュートリアルの徳井みたいでした。全体的に、決してけなしてはいません。

今日現在がどんな昨日よりも好調よ
閃光少女 歌詞:椎名林檎

娯楽(バラエティ)

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閃光少女 [DVD]

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