ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

蟹工船/党生活者

これが書かれた時代背景は文章で読んで知識として頭に入ってはいるものの実感というものが全く湧かないので、スパイ小説を読むようなドキドキ感があり単純に楽しめました。たぶん私はこの本の読み方を間違っています。

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

いや、ちゃんと頭には入ってるんです!どういう時代だったか、著者がどういう最期だったのかも知識としては分かるけど、深刻化という意味ではゆとり教育脳(!)では無理ですよ!すいません週休二日制で…ギリギリですけど…。でも想像力は割とあって、その想像に対してあまり疑わない性質なので楽しめました。楽しめてしまいました…?
私は「党生活者」が、そういった映画を見ているようでとても面白かったです。面白かったです…?