ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

死神の精度

やっと読みました。長編に読み慣れるとかなりライトに感じられてなかなか進まなかったです。でも面白かったし、うまいこと映画化したなと思いました。これは私映画を先に見たんですけど、全然両方いける。伊坂さんの本の映画化は、難しいけどうまく行ったときに凄いことになるんだな、きっと。ちなみに「陽気なギャング」はキャストはなかなか良かったけど出来はいまいちなのでむしろ見ない方がいいです。
それでこの本なんですけど春さんいらっしゃいますね。まさに「GOD」と描いてらっさる。このあたり、やっぱり戦略だなーと思わせる。まぁその辺はいいんですけど、さくっと読める短編として面白いし、通して読んだ時の繋がりが爽快です。個人的にはハラハラ感やパズル感が少なくて物足りなさがあるんですけど、それでもグッとくる台詞が多くて、うん、嫌いじゃない!

「人間はよく計算間違いをする」

「単純なんだ。思慮が浅い。…」からのたたみ掛けが、読んでいて爽快です。映画では、武金城さんです。かーっこうぃ!かーっこうぃ!

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)