ロマンチックモード

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理性は感情に敵わないのか

金曜日はトモリさんと久々のくだまき大会。手帳見てみたら一カ月ぶりでしたよ!だからいいことにしよう!ね!
そしてその時の会話と、日曜18時と言えばNHK教育ハーバード大学の教授による「白熱教室」なんですけど(こういうのを見ている限り明るい未来はないことは分かっています)、今週と来週はなんと東京大学で教鞭をふるっておるのです!え!大丈夫!トゥーシャイシャイ日本人大丈夫!そしてまあその案の定一部稚拙な表現等はあったものの、テレビを見ている限り議論にはなっていました。というかそれだけあの教授が素晴らしいんだろうなー。
でもって今日やっと読んだ「君に届け」12巻に共通するもの。
ある船が沈んでしまって、4人が救命ボートに逃れる。食料も水もなくなり、そのうちの一人はすでに具合を悪くしている。このままだと全員死ぬ、という状況の中、健康だった3人は具合の悪くした一人を殺し、食べ、生き延びた。
一方で、お金に関する問題がある。学力は十分とは言えないがそれなりにクリアしている人がいる。その人の親が非常に裕福で、彼を入学させれば莫大な金額を学校に寄付してくれるという。それによって学校は新しい図書館や化学実験の器材やラボがそろえられる。
裕福な人は莫大な税金を払っている。それは国が全国民に一定水準の生活をさせるためのお金の再分配の為であるんだけど、人はそれぞれの才能でお金を稼ぐわけで、それを強制的に再分配されるのは心外なのでは?
この「白熱教室」にはもちろん答えはない。でも、面白いのは全ての問題を理性のみ、もしくは感情のみでは解決できないのは確かだった。(番組内ではボートは感情側、お金は理性側の意見が多く見られた)
金曜日の夜は、理性が感情に敵わなかった話をした。
君に届け」では、『理性が先に来てしまう』ことを嘆く発言があった。
そして、「白熱教室」では、感情だけでは誰も納得しないことは明らかだった。
もう本当に、爽子と同じことを叫びたい。
世のお嬢さん方は一体どうしているのだろう!!!!