ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

「転々」と「めがね」と「人のセックスを笑うな」

どこに行こうが自分を貫くことが正しいこととは限らないが、悪いことではない、と言われている気がしてくるのが「めがね」
最初、この人すごい閉じてるな、と思ったけど違った。これ私だ。旅先での私見せられてるみたい!いやーん恥ずかしい!でもそれすらすくい取る心の広さ、みたいなものが映画からにじみ出てくる。ここにいるからと言って、みんなが同じだなんて思ってないですよ、ただまあよければ一緒に。そういう感じです。ビールが呑みたくなるので注意。
そして、ううわこれ惚れるわ、と思ったのが「人のセックスを笑うな」。英題がいいですね。
とにかく松ケンと永作の声のトーンにハラハラ。でも一番おもしろいのはガマンと思い切りと正攻法で夢をかなえる友人。会えない時間が愛を育てるらしいぜ!
街で岸辺一徳を見かけるとラッキーなことが起こるのが「転々」
「転々」が、一番グッときました。一番ヘンテコで唐突だったけど、くだらない願懸けとか、まさかが違ったときの安心感とか、分かっているのに願ってしまう切ない感じとかが、最後もう「うわなにこれせつなっ」て声出るくらい。岸辺一徳全部飛ぶくらいの切なさ。しかもなんていうか、予想できるのに、予想できるのにこの切なさ!

めがね(3枚組) [DVD]

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人のセックスを笑うな [DVD]

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転々 プレミアム・エディション [DVD]

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最近近所のレンタル屋で旧作を借りてるんですけど、ついつい劇場で見てよかったやつに手を伸ばしがちなのですが、ガマンしています。なぜならストイックマンだから…!ガマンガマン♪