ロマンチックモード

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キョウリュウジャー:15話

全然大丈夫。全然飽きない。行けるところまで行くぜ行くぜ行くぜぇ!*1
今日はノッさん、なんでも屋として妹とともにロボット研究所的なところへ資料整理のお仕事。高校時代の親友に会うもその様子に違和感を抱きつつお仕事します。ウッチーがドゴルドの姿を見たため一緒に中に入ろうとするもノッさんからNGをくらう5人。「特にキングはダメ!」とノッさん。妹曰く、「キングくんが戦隊の赤い人の気がするのよね〜」キングだけ感づかれるあたりになんだかジワジワきますが、それなら仕方ないっつーことでまだ妹に顔バレしてないウッチーだけ一緒に中へ、他の4人は外から警護することにします。
中に入ってとりあえず本来の仕事場をウッチーに任せるノッさん。親友・中里の作ったロボットを見て感激します。でも研究所内では「中里先生が付けた感情回路のせいで暴走してるのでは…」と噂されている様子。そこへ中里先生が戻ってきて言うのです。
「ここの研究所のヤツラはこのロボットの素晴らしさを理解していないバカばっかりだ。お前だって努力して商社に入ったと聞いていたのに街のなんでも屋なんかに成り下がりやがって。みんな簡単に夢を諦める」
すぐにことが進まないのは前例のない凄い研究である証拠だ、と言っても中里先生の怒りはヒートアップするばかり。さすがにこの怒り方は普通じゃない、と察するノッさん。次の瞬間ロボットが突然暴走しノッさんに襲い掛かります。ロボットの首に付いてる赤い物体が光ってる。どうやらこれが感情回路というヤツのようです。中里先生の怒りに反応して暴走するロボットに研究所を追い出されてしまうノッさん。カンブリ魔2匹まで出て来ましたがウッチーに助けられ事なきを得ます。ノッさんを抱きかかえるウッチーの図はノッさん突然のヒロイン化現象でした!いや、ウッチーが男前なのか?え?どうでもいい?
とにかく4人も駆けつけ変身しますがとにかくロボットの力が尋常じゃないし、ラッキューロの一仕事のお陰でカンブリ魔も凄いパワーを発揮。(表現がふんわり)そんなキョウリュウジャーを尻目にラッキューロはロボットを研究所内へ連れ戻して行きます。狙いは中里の怒りの感情だ、とノッさんは言いましたが「どうもそれだけじゃないみたいだ」とはイアン。研究所内にはまだ中里先生がいます。なんとか駆けつけたいノッさん、やっかいな獣電池ことアーケノロンを使い敵を足止めし、腰にきつつも頑張って研究所内へ進入します。あ、この獣電池、地面に撃つと敵味方関係なく一定範囲にGがかかる仕様になってます。個人的にはテディ座りのレッドがよかったと思います。
研究室へ行くとそこには中里先生とラッキューロドゴルドが。どうやらドゴルドが感情回路を渡したようです。中里先生の研究熱心さを利用し怒りの感情を引き出していたらしい。実現させたいという情熱が方向性を間違うと現れる壁に対する怒りになる。紙一重の感情ですね。ノッさん、飛び込んだはいいもののラッキューロに馬乗りにされジタバタ。それを見て一瞬揺らぐもドゴルドにそそのかされ「有働(ノッさんな)だって同じだ…夢を捨てた、俺の敵だ」とロボットシステムの最終インストールに踏み切る中里先生。ドゴルドの真の目的はこのロボット。空蝉丸(思い出して!ウッチーだよ!)を失ってからは(この書き方)カンブリ魔の身体を乗っ取って活動していたドゴルドさんですがそれだとすぐに溶けちゃうんですって!とうとうロボットを乗っ取り、絶対に溶けない機械の身体を手に入れます。やったねドゴルド!そうなっても中里先生はインストールを止めない。それどころか「自分が作ったロボットの性能を最大限試せるなら誰だってかまわない」とまで言いのける。親友のあまりの変貌振りにノッさんはこぶしを震わせ、ラッキューロを乗せたまま力任せに立ち上がり、その勢いのまま渾身の一撃を食らわせるのであります…中里先生に。
思い出されるのは高校時代、2人でボランティアへ赴いた時のこと。車椅子の少年をお手伝いしようとしますが痛くて階段が上がれない。「もっと人に優しい機械があればいいのに」その言葉を聞いて中里先生は機械工学を学び、ノッさんは世界中の人たちに物を届ける商社へ入った。「人の役に立ちたい気持ちはなんでも屋になった今も変わらない」ノッさんはそう続けます。そして生身のまま(変身銃おっことしちゃったのおっちょこちょいだから)ドゴルドに掴みかかるのです。「中里の夢を返せ!!!!!」
目を覚ます中里先生、目の前でノッさんは今にもドゴルドに殺されそうです。「何をやってたんだ俺は…」インストールを中断すべくパソコンをいじりながらようやく本来の目的を思い出すのです。ノッさんと行ったボランティアで会った車椅子の少年を、今はドゴルドに乗っ取られたロボットで抱きかかえズンズン階段を上っていく姿。それが目的だったはず。ここの演出、本当にグッときます。ノッさんの回想と繋げてるんですよねー。起こった現実と、描いた未来。最後の希望だ!(番組違います)ようやくインストールを中断でき、ドゴルドの身体がバチバチいってノッさんが解放されます。部屋中バチバチしてる間にラッキューロはもちろん逃走済みです。
研究所から出た二人、アーケノロンの重力も納まったのか他の5人も駆けつけます。「親友を助けたか、ノッさん!」そこへドゴルドさんロボットの動きで登場。爆笑を誘いますがちょう恥ずかしいのでとうとうロボットから離れてカンブリ魔の1匹に鞍替え。(表現注意)そんなことよりずっとカラフルな人たちに驚きを隠せない中里先生に、ノッさんは下がっていろと言いこう続けるのです。「人の役に立ちたい気持ちは変わらない、今は街のなんでも屋で、キョウリュウジャーだ!」オープニングがイントロから流れ、名乗り、戦いに入るまで素晴らしい演出でした。カッコ良すぎて涙出たよ…。
ドゴルドさんがジョボジョボと還元水をもう一匹のカンブリ魔にかけて巨大戦へなったりととにかくやんちゃなドゴルドさんでした。デーボス軍の基地に帰っても「空蝉丸くらい強い身体を手に入れねぇと…」と相当ウッチーに未練タラタラでしたがそんなことよりカオスさんの中間管理職っぷりが心配でした。カオスさんてほら、長じゃないから。長は凍ってるデーボス様でしょ?胃が痛むよね…しくしくと…。
というわけで、ウッチー曰く「いい感じに荷物に埋もれて」いた妹と合流し資料整理に戻る二人。中里先生も「人助けに上も下もないな、悪かった」とノッさんに声をかけ去っていきました。ウッチーからも肩をポンとされ、資料室の外には他の4人がニコニコ笑顔でピースサイン。この研究所、警備がザルだぞ!!!!ということで来週はキョウリュウブラックが浮気現場を目撃(しかも修羅場)、キングがボロボロになるぞ!要チェックだ!
それにしてもノッさん、もとい金城さん本当いい演技します。設定的に年齢いってる分テーマも重たい、というかエグい。それをしっかり表現してくれるんです。いい回でした。そして来週で16話なんですが、通年だとここらでようやく追加戦士登場なんです。馴染むのも早かったけどそもそも展開が早いキョウリュウジャー。お仲間と話しててもみんなかわいいかわいい言ってて私うれしい!という感情が東映サイドな私ですがまた来週!

*1:仮面ライダー電王の決め台詞。ようつべ東映チャンネルで好評配信中!みんな見ようぜ!