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KAN BAND LIVE TOUR 2017 恋するチンクワンタチンクエ(11/12@Zepp Sapporo)

「チンクワンタチンクエ」というのはイタリア語で「55」、今年55歳を迎えたKANさんがイタリア語の数字を学習した際「声に出して言いたいイタリア語」として記憶し満を持してツアータイトルに抜擢された今年しか付けられない言葉、それが「チンクワンタチンクエ」です。
ネタバレをしていますのでまだの方はご注意して頂きたいですが、読んだところで分からないと思います。一応現在絶賛ツアー中なので畳みます。
2列目のどセンターで見たのですが、そこそこキツかったです。こういう「変なおじさん」はやはりある一定の距離を保った形で見るのが正しいようで、腰に付けられた馬、完璧に仕立て上げられた乗馬スーツ、メガネを取るたびに飛び散る汗、軽快なステップ、説明のない馬、ロデオボーイ、からのおっぱい、からの馬。どれを思い出しても悪夢としか言いようのない出来事の連続で心底疲れてしまいました。
ただ、曲に対しては相変わらず真面目で、整えられた演奏を聴くのはやはり楽しく、安定感満載のステージでした。選曲については「今までほぼやったことのない曲」という基準で前半は進んでいきながらも、最後はいつものみんなが大好きな曲で盛り上がって終了、という流れでした。途中きゃりーぱみゅぱみゅが「もったいないランド」してたような気がしますが、今回の「やってない」は星野源「恋」でした。まあそうですよね、やりますよね、順当ですよね、という感想です。
個人的に驚いたのは「猿と犬のサルサ」が史上2回目の披露ということで、初めて彼のライブを見た時に見たんですよ。紹介時「前回はカラオケ(ステージで演奏せずに、という意味です)で歌ったきり、2回目の披露」とおっしゃっていて、この私の経験がどれほどの衝撃を持つかは「初めて披露された「猿と犬のサルサ」」を知らないと理解しようがないのが本当に悔しいところですが、今回もこの曲が一番ひどかったです。あとスペイン語
なんだかんだ書きましたが、楽しい2時間半でした!来年も行きます。