ロマンチックモード

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京都発地域ドラマ「ワンダーウォール」

9月17日、旅行から戻り、Mステ10時間SPを見終えて、ようやく見た「ワンダーウォール」。BSで初めて放送された日のタイムラインはそれはもう、凄かったのです。

あらすじ:
京宮大学には近衛寮という学生自治寮がある。老朽化を理由に建て直したい大学側と、補修しながら建物を残していきたい学生たちとの対立…いや、違う。そうだけど、そうじゃなかった。

このドラマの「あらすじ」としては、合っているはず。でも違う。これはもう、「あらすじ」などには当てはめられない「青春」そのものが詰め込まれていた。

お世辞にも衛生的とは言えない学生寮の作りこまれたセットが素晴らしい。今ちょうど森見登美彦を読んでいるところなので、もう本当に、あの炬燵の一辺に赤玉先生がいてもおかしくなかった。
そして、あらゆることを吸収し考え挑んでいく賢い頭脳と、ガラスのような若者のハートを併せ持つ彼らの『恋』。なるほど、これは確かに『ラブストーリー』だ。どこをどう切り取っても苦しく、切なく、美しい。寮に恋した学生たちの、青春ラブストーリーだったのだ。

ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER

ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER

私の中で、京都と言えば、くるりなのです。

録画を再生してから、なんとなく空になったペットボトルのラベルを剥がし始めたのに、あとは捨てるだけ、の状態で40分その場を動けなかった。なぜ40分かというと、その時に夫が帰宅して、「おかえり」と我に返ったら左手に透明になったペットボトルと右手にラベルの残骸があって、我ながら、我ながら。

それにしても、ドレッド、よかったなあ。