ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

憑神

大出世などは望んでいない。せめて並の生活をさせて欲しい。そんな願いからたまたまコロンと転がっていた地蔵(?)に手を合わせたら、とんでもないものが来ちゃったのでした…。
とりあえず、姉と母はかなり早い段階で挫折したようです。京極ものを読んでいる2人なのに何故?という疑問はありつつ、私も途中で放り投げそうになった部分もあるので我慢勝ちかなと思った。要はめんどくさい。江戸の町並みなんていくら言葉で説明されたって分かんないんだからさくっと行けさくっと。少ない説明でも的確であれば風景はざっと見えてくるはず。言葉数で表そうとするからこういうことになる。
話自体は面白かったです。来る神来る神人間以上に人間味溢れていて可愛らしい。最後のは、多分歴史をちゃんと分かっている人なら「うまい!」と唸っていたところのような気がしてならないけどいかんせん馬鹿なので!特に歴史とか!これっぽっちも興味ないんで!残念としか言いようがありませんよね。(私の頭が)
セリフも「そ、そんなに…?」ていうくらい「時代物」になってしまっているのでスッと入ってこないけど、あれです。映画の配役を頭に入れておくと良いと思います。たちまち登場人物が動き出します。西田敏行vs佐藤隆太が小説を読みながら思い浮かべられて電車の中で「フンー!」(うさぎのタメちゃん)てなりそうでした。フンー!
うん、映画見に行ったほうが良いんじゃないかな?見てないけど☆

憑神 (新潮文庫)

憑神 (新潮文庫)