アヒルと鴨のコインロッカー
ミステリーだなんて知らなかったんだもん!と後半はプリプリしながら読了。「このミス」で2位になったりしてたらしいけど本当に全然知らなくて参った。以前キノで「キャッチボール屋」を見たときに恐らくこの映画の予告編が流れていて、先日出張の際に何か持っていこうとした時思いついたのでママンに買ってもらいまちた!本好きの親を持つとこういう時いとよろしです!
物語は現在の出来事と2年前の出来事が同時進行で進んでいきます。前半は全く交わらない2つの話が1人、また1人と登場人物が被っていき…みたいなね!みたいなね!(机バンバン)私が怖すぎてプリプリしてきたのは半分を過ぎたあたりでもうな!もう早く教えて!早くしよう!怖いから!怖い!みたいな感じで目の疲れも合わさってしばらく放置してみたり偉い取り乱していました。
3/4くらい読んでも「しかしこれがミステリー?」と思っていたけど後半怒涛の展開。つうかお前が一番怖ぇ!て突っ込みたくなること間違いなし。でも言葉の切れ端や会話の流れの中に過ぎた日を垣間見ようとする登場人物が非常に切なくて胸に沁みる。
世の中には何も悪くないのに襲い掛かってくるものがある。洪水とか地震とか。それと同じ。
本当に生まれ変わるんだろうな?
読了した後は、どこのページをめくってもキラキラして見えます。映画、絶対見よう。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
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