ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

フジファブリック

ちょう久しぶりだったのにも関わらず最前で頑張っちゃいました。どなたかこのふくらはぎをなんとかできる方、いらっしゃいましたらご一報ください。

楽しかった!ライブの直前とか、大体トイレが近くなったりお腹が痛くなったり吐き気がしたりと何かしらの症状が出てしまう性分なのに今回まったくそういうのがないのに驚いた。尿意すら、出ず!(あえて強く)思えば多分同じアーティストのライブに通う回数がフジファブリックが一番多くて、その安心感からかもしれません。そして体調的な不安もさることながら内容にまで妙な安心感があるのももしかしたらこのバンドくらいかもしれない。

セットリスト的には「FAB FOX」からの曲がかなり多いような印象でした。1曲目を素直に「サーファーキングかなぁ」とか予想していたので「ダンス2000」に素直にときめいた。そして2曲目にして「サニーモーニング」(でしたっけ…?)でセカンド色が一気に強まった感じ。途中志村が語りだした「茜色の夕日」には悔しくも感動し、「唇のソレ」で遊ぶ彼らの余裕に少しの寂しさも覚えつつ、「サーファーキング」で盛り上がり、「NAGISAにて」に興奮しました。ラストの「バースデー」に一瞬疑問も感じつつ、「みんなが待ってる/お家に帰ろう」の一説に納得をして、長くて短いお楽しみの時間が終わりました。
終わったんですけど、終わったんですけどなんでその「蒼い鳥/東京炎上」をすっぽり抜かしますか彼らは。ちょう聴いてるのに!ちょう聴いてるのに!「まっかなとぅーきょぅーのっ」てちょう真似してるのに!(いりません)
あとこれは本当以前から願ってることですけど「花屋の娘」が聴きたいねん。「花屋の娘」が聴きたいねん。(2回言った)こちとら興味があるんは夕日より娘なんじゃーい!(生まれも育ちも北海道です)という憤りも感じました。そら感じましたよ。だがしかしそこで刻まれる「打ち上げ花火」。正直この曲を聴くたびに「鬼のように正しい足立のドラムが聴きたい…!」と強く思うんですけど、そして今回も前半聴いている最中もそんなことを考えてしまったけれども後半に行くにつれてその陰が薄れていった。やけに腹に響く肉感的なドラムが後半のブレイクで一気に私の中でもブレイク!(うまっくなーい!)もうなんか、キャーッてなった!キャーッて!名前も知らないけど。(まさかの告白)
あと始まる前にタオル談義をしていた中で「サボテンレコードのが一番可愛い!」という話が出ていたのでこれが聴けたのも嬉しい。次回は是非「笑ってさよなら」をお願いしたいところです。
あとあと志村が非常に盛り上げ上手なのもなんとなく癇に障りました。アンコールにて「北海道の方に、本当に伝えたかったことです…ライジング、出ます!」って歓声もさめやらぬ中志村の手で颯爽と始まる「虹」にちょっと感動した!ライジングにも感動したし、発表後のあの会場の熱気は久しぶりすぎるほどの一体感があったし、何よりもメンバーがちょう楽しそうなのね。なんかもうごちそうさまって感じっすよ。(ここでなぜかの廃れ具合)
客に対する志村の「うるせぇ」発言とか、「前来た時からどれぐらい経ちましたかね?」という志村のふりにまさかの金澤「おとついです」発言など(この時加藤さんも山内さんも一緒になって金澤を指差していたところにキュンときた。ハッとしてキュン)飽きさせないステージングでした!正直、疲れた!

でもでもやっぱり一番面白かったのは、登場した直後、私が隣にいるレディーにジェスチャーにて「あいつ、天狗だな」と伝えたら、もちろんジェスチャーにて「あいつ、お金だな」と返ってきたことです!愛ってすばらしい!

それにしても本当、こんなに体も心も安心して預けられるライブというのもなかなかない。終演後、後ろを振り返るとシャワー後みたいな女の子に「頭、痛くないですか、本当すいません!」と言われたのも心をほんわかとさせました。誰かが10周年の時に言っていたような気もするけど、「信頼と実績のフジファブリック」という言葉があてはまりました。う〜ん、納得!