ロマンチックモード

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西の魔女が死んだ

どんどん行くぞー!(間に合わないぞー!)
おばあちゃんが死んだ。中学生活で傷を負った主人公「まい」が、おばあちゃんの家で過ごしたしばらくの日々を思い起こす。
とにかく描写がキラキラと眩しいのであります!次へ次へと進みたくなる気持ちを押さえて、一字一句ゆっくりかみしめながら読みました。
実は読了したのが大分前なので細かく覚えてないのが悔やまれるんだけど、おばあちゃんの言葉が、なんというか、すごいのだ!(ババーン!)これはちょっと帰って、読み直して、いくらか書いておきます。
そこここに挟まれる暮らしぶり(野いちごでジャムを作ったり、足踏みをして洗濯をしたり)に憧れたり、「まい」の揺れる心にキュンとしたりしていたけど、最後の最後、おばあちゃんの残したメッセージに泣いた。そこには旅立つ人が残された人にできる、最大の「愛」が詰まっていた。
安直だけど、こういう幕の下ろし方ができればと心底思ったのでした。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)