ロマンチックモード

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リメンバー・ミー

公開時からネタバレに注意して早く見てきて!というのが回ってきていた「リメンバー・ミー」ようやく見ました。なるほどこれは…私、好きー!「家族」というものの結びつきや死後についての、たくさんある正解の中の一つがこの映画なんじゃないかなと思った。

というかごめんなさい全然歌わないのなこの映画!!!!なんていうの、宣伝としてシシドカフカや主人公の少年がMステに出演したりしてたからてっきりゴリゴリのミュージカル映画として見始めちゃったんだけど全然歌わねえの!!インドならもっと歌ってるよ!もっと踊り狂ってるよなにやってんだよピクサー!もっとしつこいくらい歌えよ!!!

まじめな話、本当に一切分かり合えないのならあのまま家族と別れる選択もひとつの正解だったのではと思うほど前半はしんどかったですが、日本のお盆を彷彿とさせる「死者の世界」「死者の日」、私たちが仏壇に写真を飾るその意味を、こんなに綺麗に紐づけられるとなんだか胸がすくような思いでした。何度も言うように前半の主人公へのストレスは相当なものだったし、この結末に絶望を感じる種類の人もいるのでは、とも思うんだけど、そういう部分も頭をかすめつつ、私は映画や本はハッピーエンドか勧善懲悪が好きなので、希望も込めてこの映画の最後は良かったな、と思いました。

いやでも本当全然歌わねえの!!!「リメンバー・ミー」をもっと聴かせてほしかったぞクソウ!!!!3.9。