ロマンチックモード

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たまにものすごく仕事が暇な日がある

6月24日、月に何日か発生する「ものすごく仕事が暇な日」が来た。


以前は会社で買ってもらった(はてなにも書いた)簿記1級の教科書を使い勉強していたのだけど、どうにも目立つらしく定期的に「すぐ受かる」だの「最近やたら頑張ってない?」だの言いに来る人たちがいて、正直捗らない。3月頃まで順調だった勉強も完全にストップしてしまった。


新型コロナウイルスの自粛期間中は時差・時短出勤になった。弊社は基本的に全員テレワークで乗り切ったのだけど、私自身は扱う情報の機密性が高いため毎日会社に出社して仕事をしていた。10時頃から17時頃までの時短勤務であった。仕事のボリュームは変わらない為、最初こそ自分の時間を持てる喜びを感じていたが、「8時間でやっていたものを5時間ほどで終わらせる」のは疲労がたまるものだった。ただ、今日みたいな「ものすごく仕事が暇な日」は最高だった。


「ものすごく仕事が暇な日」は、時間の進みが遅く感じられてとてもしんどい。資格の勉強をしようにもとやかく言われ、他の人の仕事を手伝おうにも、総務・経理担当が手伝えるような仕事が社内にない。もうネットサーフィンくらいしかすることがなくなって「ものすごく仕事が暇な日にすること」をGoogleに聞いてみたら最終的に「転職先を探す」というのが出てきてそっと閉じた。


自粛期間中に買ったもののひとつに、まだ使っていないものがあるのを思い出した。フライヤーだ。卓上で串揚げができるというアレである。これまでより2人一緒に食事を取る機会も格段に上がるし、楽しげなものがあったほうがいいだろうと思って買ったのだけど、結局使わないまま通常勤務になってしまった。


1人暮らしが長く自然と油を多く使い大量生産がモノを言う料理をしない傾向にあった私なので、カレー・シチュー・肉じゃがの煮物大量生産の良さにようやく気付けたのがここ1年である。揚げ物などまだ早まったか…と仕事が暇なのをいいことに色々調べていたら、「串揚げセット」なるものがあるらしい。魚介やお肉・野菜に衣がついて冷凍されて売ってあるアレだ。長年揚げ物と縁遠い生活をしていたのと、頭の片隅にある手料理への信仰がその発想を阻んでいた。スーパーに、あるじゃない!衣付きのエビフライが!それをいれれば、いいじゃない!


こういうのは一度使うことによって二度目のハードルが下がるものなのだ。最初は無理せず市販の冷凍ものを使い、欲が出たら自分で具材を準備するようにすればいい。特別高い買い物ではなかった(3000円くらいだった)けれど、タンスの肥やしにするのはもったいないなと思っていたのだ。気付けて良かった。串揚げパーティーにかなり前向きになれた。今日がものすごく仕事が暇な日で良かった。


午後は3ヵ月ぶりに簿記の勉強でもしようと思う。絶対その方が…有意義だと思うので…。

どちらかをセールで買ったはずなのだけど、すでにどちらか思い出せない。