ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

書くことで得られる癒しのようなもの

5月18日、めちゃくちゃ天気が良い。仕事をしてる場合じゃないなと思いながら仕事で銀行に行くついでに自分用のノートとペンを買いに行った。いつもなら地下道を通っていくところを今日は地上を歩いて行く。完全に天気がいい。日差しが眩しい。芝刈りの後のような草の青い香りがする。ライラック祭りも始まり、あらゆる花が満開で花の香りもするような気がする。

夫が亡くなった後すぐにkindleで買った本があった。「OPTION B」夫を亡くした方がどのように立ち直っていったのかが書かれた本だ。藁をもすがる気持ちでサンプルを読んだら、立ち直り方よりも著者が夫を亡くした時の心情に共感してその部分に癒されてすぐに購入した。初めてkindleで購入したけどちゃんと最後まで読めた。その本にはしっかりと立ち直っていくためにしたこと、方法が書いてあって、恐らくその部分がこの本の核だと思うんだけども、買ってすぐは夫を亡くしたあとに起こった心情に共感し、その後2回目の読了時に「気持ちの変化の順序」について腑に落ちるものがあり、今になってようやく「ちょっとこの本に書いてある”方法”とやらを試してみようかな」という気持ちになっている。

手始めに書いてあるのがジャーナリングというもので、どうやら超流行っているらしい。とにかく思考を全て書き出していく、というもので、こうして人に見せるように文章の構成とか書く順番とか一切考えずにひたすら脳内に浮かんだものを文字として書き出していく作業のことをいう。PCでやるのではダメなのかな?と思って何度かトライしたけどPCで打つとどうしても「ちゃんとした文章にしたい」という欲が出るのか、それともすぐに書き直せてしまうプラットフォームだからなのか、なんか多分ダメっぽかった。
それで昨日無印に行ってB5ノートを購入して今朝からやってみた。ルールとしてはとにかく3ページ埋まるまでひたすら書き続ける、何も思い浮かばなかったら「何も思い浮かばない」と書く、起きてすぐやる、の3つ。その結果ほとんど手を止めず書き続けたのにもかかわらず3ページ埋まるまで1時間弱掛かってしまってこんなんやってられるか!朝何時に起きればいいんだと思って鼻息荒く検索したら「ノートはA5を使いましょう」とのことでした。ノートが大きかったようです。

ということがあって先ほどA5のノートと、せっかくなのでボールペンを購入した。というのも、今朝の猛烈ジャーナリング、もとい朝にやるものについてはモーニングページと言われているらしいのだけど、とても気持ちが良かった。1ページ埋まったころに脳が冴えてきて、2ページ埋まったところでアレコレ溢れてきて、3ページ目を書いている最中に明確な目標というか、前向きな何かが生まれた。3ページ(正確には一番下まで埋まらなかったので3ページ弱)埋まるまでほとんどずっと何か脳内では言葉が紡がれていて、書き出していくことによって自分の中の引っ掛かりとか、結局どう思っているとかが3ページ目でようやく出てくる感じが気持ちよかった。多分今日3ページ目に書いたことが正解とかではなくて、そこに書いたことをやってみながらこれを毎日続けて日々最適解を模索していくというのが大事なのかな、と思った。

文章として吐き出すことの気持ちよさを思い出してここにもこうして書いてみてるけど、やっぱり気持ちいいのでここも続けたいなと思った。