ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

さくらん

書いてなかったんだNE…!
一本を貫き通すことは全てが「わがまま」なのか?女性という性の醜くも美しい生き様ここに在り。といった感じでした。
それまでずっと自分の納得のいく道を半ば強引に歩んできたのだけど、最後はやはり縛られるのか…と思ったら奇跡の大逆転。周囲を錯乱させる力を彼女は持っている。ここまで来るともう「わがまま」じゃないでしょう!と思います!
原作を読む限りはとにかくドロドロしたものがギュッとワンパックな具合かと思いきや映画館を出るときには「人生って最高!」と思っていました。願望は強ければ強いほど現実に引き出すんですね。
色彩や音楽は好きじゃないときついかもしれないけど、ラストは圧巻だと思います。あの「この世の限り」へのつなぎ方は最高です。普通の映画だとああいうところでブツッと途切れちゃうので。

「“なりたくない”などとは、なってから言え」

「大人になんかなりたくない」なんて言える立場じゃない。大人になってから初めて言える言葉なのだ。