ロマンチックモード

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ヒカルの碁

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックス)

ヒカルの碁 1 (ジャンプコミックス)

読んだ読んだ!すごく不思議な漫画でした。自分はもちろん囲碁のこともしらないし、読み終わった後も囲碁のことが全く分からない!なんて不親切!でも面白い!そういう漫画でした。
目線が、恐らく佐為*1なんです。読者の目線が。絶対佐為が打てば最強なんです。勝てるんですけど、まどろっこしいんだけど、ヒカル、頑張ってる…!みたいなね!頑張れ!って応援したくなる。これ本当に例えば小学生のときに読んでたら、勘違いして囲碁したくなると思います。かっこいいもの。大人相手にパチッ!て打ってみたい。打ち負かしてみたいって思わせられます。
最初の頃は「あぁ良かった少年漫画!」って思いましたけど最後のほうの絵はもう「DEATH NOTE」になってました。それを抜かしてもヒカルとその周りの自然な身体の成長の仕方とか、素晴らしかったです。*2
それにしても確かにあの終わり方は打ち切りといわれてもおかしくないです。だってまだまだ書くこと沢山あるでしょう!伊角さんもプロになったし!レェピンだって置き去りだし!せめて塔矢に佐為のこと明かして欲しかったな…と浅はかながら思いました。佐為編の終わり方は、良かったと思います。いい漫画読んだ。
ところで
DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE (12) (ジャンプ・コミックス)

終わり方を読んだのは大分前ですけど、やっぱりね…!ちょっとね…!ライトをカッコよく書きすぎたよね…!あとLが早く死にすぎた。死ぬなら死ぬでそこで終わらせとこうと思ったくらい。
で、改めて最近聴いた「絶望ビリー」が素晴らしい。ちゃんと歌詞読めばよかった。完全に「アニメ曲」になっていて素敵。この歌詞の中で結末さえ分かってしまう。結局この漫画の中の誰もが生きたがっていたけど、それがまた人間くさくて、恐ろしいんだなー。

愛 轟音な音色は生

*1:ヒカルに憑いた天才棋士

*2:現実とほとんど同じペースで時間が進行していったので、連載当初小学6年のヒカルは中学校を卒業して16才になってました。