ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

チャットモンチー

良番だったので振替休日を使って万全の体制で臨みました。売り切れてましたけど強気に会場内のコインロッカーを使って張り切って半そでで行ったのに。行ったのに。この暑くならなさは。逆に。異常。
トップランナーのときはそのお客さんの少なさゆえかと思っていたおとなしさはワンマンになっても変わることはなく、ただ北海道にしてはなかなか頑張って会話したじゃないか!という感じでした。シャイボーイシャイガールの巣窟、北海道。
久しぶりに見た3人、とりわけえっちゃんの小ささは異常でした。細いとか、薄いとかそういうレベルじゃない。全体的にサイズが小さすぎる。でもそのボーカルの力強さは健在で素晴らしかったです。ぶれないし、埋もれない。
演奏は…ば、ばんぷおぶちきん!(決してけなしてはいません)(どちらのバンドもね!)イントロがリフからだったりドラムからだったりするので「歌が始まらないとなんの曲だかわからない」ことはありませんが、ポイントでリズムが歪んだり、単純な押さえ間違いがあったり、走っていたりとバラエティ豊かでした。でも「へたくそ」ではないです。音自体は力強く鳴っているし、小さい女の子がギターをかき鳴らしているのはやっぱりカッコいい。今はまだこうだけど、ずっと音楽を続けていく内に絶対上手くなっていく、その過程を見れると思うと逆にワクワクします。「とび魚のバタフライ」では「そんな足元でパタパタ動かしても見えてるの3列目くらいまでだよ…!」とこっちが助言してあげたいくらいの可愛らしい振付けがついていたり、「バスロマンス」でも振付け的なことをしていてあっこちゃんは結構大きくできるんだけどえっちゃんがね、なんかもう「ギターに夢中」感が出ていてこれもまた可愛くて萌えました。萌えたんかい。
ところでMCなんですけど、最終的にくみこんは土方歳三について賞味10分は話していたのではないでしょうか。誰だ函館に話しふったやつ。トップランナーの収録で渋谷のスクランブル交差点のことを「まるで合戦のよう」と表現した彼女に函館の話題はよーいドンするようなものですね!危ない。えっちゃんからの質問は「徳島に来たことのある人はいますか?」でした。もちろんオチはないのであっこちゃんとくみこんにぐだぐだされながら終わりました。多分、いじめられてます。
「親知らず」がよかったです。アルバムの一曲目なんですが、この流れをずっと生かして欲しいなと思いました。1stの1曲目は上京したての故郷に後ろ髪を引かれつつ東京の都会に夢を見ずにはいられない「東京ハチミツオーケストラ」。そして2ndの1曲目「親知らず」では、上京したときよりも広い部屋に引越しできて、前の部屋でも飾っていた家族写真をまた飾る。帰省すると暖かくちょっと過剰に迎えてくれる家族が写っている。家族への愛と親への尊敬がギュッと詰まった1曲です。このようにこちらが不安になるくらい手に取るように分かるんです。本当に面白いのでいつまでもこの作風を変えないでいただきたい。
アンコールでは「素直」をピアノとクラリネットで。見てるこっちが緊張しました。くみこんのクラリネットクラリネットの緊張したときに出る独特の「ピヨっ!」って音が1度だけ出てしまいましたが良かったです。ラストは「サラバ青春」。これはピアノとピアニカで。この曲を聴くといい思い出があまりない私でさえあの頃をキラキラと思い出す。えっちゃんの声が透き通っていて泣きそうになりました。また行きます。

君とよく行った坂下食堂は
どうやら僕らと一緒に卒業しちゃうらしい
何でもない毎日が本当は
記念日だったって今頃気付いたんだ 今頃気付いたんだ
サラバ青春 歌詞:高橋久美子
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生命力

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chatmonchy has come

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