ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

森羅万象に対しツッコミをいれていく

最近またハルヒめいている私です。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

オタクの兄(又はそれに準ずるもの)を持つとこういったことが可能になります。ただいま我が家の居間には「涼宮ハルヒ」シリーズが9冊ほどドカーンと置いてあります。ありがとう、いい薬です。(割と本当の意味で)
本と一緒にまたしてもDVDを全て置いていってくれたので、原作2巻まで読んだところでDVD3話分(ミクルの冒険・1話・2話)を見たんですが改めてアニメの完成度の高さにびっくりしました。キョンの語りはもちろん、特筆すべきは「朝比奈ミクルの冒険」。これすごい。小説では丸々1冊使ってこの映画を撮る物語があるんですが、アニメにはありません。唐突に、これが第1話として放映されているんだけど原作で起こったことがしっかりと加味されてキョンの回した映像のみで構成されていて、去年初めて見たときには何も感じなかった最後の「この物語はフィクションです」というハルヒの言葉にある種の感動を覚えました。よくやったキョン
DVDはちゃんと時系列に並んでいますが、(故に6話目(5だったかな?)にしてエンディングを見てしまう)小説の方も割りと飛び飛びで、大きな事件は1冊に、その後に前の2冊の間にあった小さな出来事を、というように刊行されていて、たまに長編を読んでいると「まだ雪山なんて行ってねぇよ!」とかいうつっこみをしつつも「この後やるんだろうなぁ」というちょっとした次回予告みたいなことをしてくれたりします。
そういった部分も含めて、これは小説とアニメ両方(というか一緒なんだから当たり前なんすけど)に言えることですけど妙なリアリティがあってとても良い。小説は全てキョンの語りによって進行していくのですけども、このキョンが丁度良いのです。ものの考え方や捕らえ方が、思考パターンが非常に親近感を覚えるんです。例えば冒頭でキョン長門有希やら朝比奈みくるやらまっが〜れ☆スペクタクルやらから自分は宇宙人だの未来人だの超能力者だのと聞かされるんですけど、決して鵜呑みにしていない。現実にはあり得ないことに出会ったり、そうした経験をして始めて彼は、それも「そう思っておいてやる」くらいの理解を示している。さすがに小説も4冊目になると必須事項として彼の中に居座っているのだけどその4冊目っていうのが、
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

凄いです。さすがのキョンも冷静さを失っています。面白い。
長編になるとファンタジー色が一気に強まりますけど、短編を読んでいるとよくできたラブコメに見えてきます。そもそも憂鬱のそれが(ry
ライトノベルらしい、本当にライトにさくさく進むし面白いです。素直におすすめします。なんなら貸します。年末までに返してもらえれば多分大丈夫なのでなんなら本当に貸します。それくらい、おすすめだ!
っていうことを書かなきゃ!と思っていた昨日の夜中にまさにラブメールが!一緒に!一緒に見よう!見ましょう!だから言ったろ!キョンいいだろキョン