ロマンチックモード

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タクフェス第2弾公演「夕―ゆう―」@札幌市民ホール(2014/9/3)

「チーフが出るよ!」という言葉に乗せられてまんまと見に行ったんですけど、やっぱりナマモノっていいですね…舞台…最高…!
こちらの舞台、まず「これからお葬式が始まりますよ〜」っていうところからスタートします。喪服でくつろいでたり、辛気臭いのが苦手だとのたまったり、久しぶりに帰ってくる人がいたり…それぞれどういう繋がりで、どういう関係を結んできた人たちなのか?そもそも誰のお葬式なのか?時を遡って、そこに集まった人たちのひとりひとりの歴史を紐解いた時になぜこの舞台のタイトルが内山理名さん演じる夕(ゆう)なのか。私が見た翌日に大千秋楽を迎えましたが遅すぎる「もう1回見たい」熱のやり場を思い出し反芻することでおさめている今日この頃です。
チーフ含め、素晴らしいキャストでお送りされてしまったわけなんですけど、もう感服です。おなかいっぱい。物語の大筋というか、すれ違いっぷりははっきり言ってよくあるラブコメなんですけど、それをバーーン!と目の前に出された時の破壊力ね!舞台となる民宿あいかわの男3兄弟はチンピラとして恐れられてるってことなんですけどその通り名が「長崎のキングギドラ」っていう何ともいえないネーミングセンスだしそもそも長男の名前ですよ!「あいかわ」でどんだけ放り込む気なんだよ!それもすぐには言わないんですよ!小出し小出しで気付かせる手法で放り込んでくるからたまんないヤツですよ…疲れたよ…本当疲れた…(褒めてます)
上原多香子さんも出てらっしゃって、SPEEDのくだりは秀逸でしたね。毎回違うのか全て台本通りなのかさすが役者さんなので分からない感じでしたけど、台本通りでもあの反応は可愛い。あれは可愛い。上原多香子さん天使。あと細すぎ。一瞬で終わってしまったボディコン多香子マジマッチ棒。心配した。母性出た。返して欲しい。(褒めてます)
終わった後一緒に見に行った友達の1人と飲みに行ったわけですけど、一言もチーフの尻に触れなかったような気がしてちょっとした罪悪感に苛まれています。スペクタクル転職の果ての尻、高橋光臣さんテレビでも舞台でもとにかく活躍して欲しい一心です。期待してます!

公演中公式に行われた撮影会。「写メならいいですよ〜〜?」全て見終えた今セピア色の思い出写真ですよ…