ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

国立新美術館→ふたり展→新橋→友人宅

遅すぎた夏休みを使って旅行に行ってきました。東京は、都会やった…!
【登場人物】
・たもっちゃん:漆造形作家であり音楽を通して知り合ったはずなのにいつの間にかディズニー仲間になった友人。演劇厨でもあり仮面ライダーウィザードにある役者さんが出たことがきっかけでうっかりニチアサを見始める。
・うっちー:同じく音楽を通して知り合ったはずなんだけど最近はお互いの旅行の宿泊代を浮かせ合う仲間。私も彼女もテレビっ子。
・こゆちゃん:そもそもは札幌の音楽イベントで知り合ったはずなんだけどTwitterでうっかり繋がったらよくわからない感じになった子。若い。
・大豆さん:こゆちゃん経由でつながったTwitterの中の人。こゆちゃんの彼ぴっぴでこのカップルはKANさん大好きなのでそこの繋がりなのかもしれない。
・しっとりさん:埼玉のおじさん。こゆちゃん経由でフォローして繋がったんだけど、やっぱりよくわからない感じの人。
・要さん:陶磁器作家。たもっちゃんと根津の汐花という展示スペースでふたり展を開催。お皿やカップはもちろんアクセサリーまで造っちゃう。

この日程はいつも一緒にディズニーに行ってる漆造形作家であるところのたもっちゃんの展示をなんとか見れないものかと調整した結果、ふたり展の会期が19日(日)までで、それが終わったら翌日から遊べちゃうよということでもって、じゃあその最終日に展示を見て翌日から2人で夢の国へレッツゴーしちゃおうぜ〜!てことで相成りました。
そしたらそれとは全く別に「これは見に行かねば」と思っていたオルセー美術館展の会期が20日(月)までじゃん?行けるんじゃん?ていうか19日(日)ってGロッソにイセダイくるじゃん?という誘惑もありつつ「Gロッソはほぼ常設である」と言い聞かせて六本木に向かいました。結果、行ってよかったです。

11時半過ぎに到着して中に入ったら入場するのに少し行列ができていました。係りの方は10分ほどでと言ってたけど動いてたからか案外サクサク進んですんなり行けました。中も、思ったほどギュウギュウとかではなく(調整してたからでしょうけど!)割と落ち着いて見れました。いつも付けたり付けなかったりするんだけど音声案内ってあるじゃないですか、うっかりね…東出昌大の名前を見てね…借りちゃったよね…!でも概ねTokyoFMの声がしてました。好きなのでいいです。
実家に帰った時に録画されてた特番を見てたのでどういう作品があるのか把握して行ったんですけど、やっぱり美術とか社会科の教科書に載っちゃうような絵がすごかったです。本物は有名な作品であればあるほど「異様」でした。特に覚えてるのだけ書いておきます。
マネ「笛を吹く少年」はとにかくすんげえでかい。でかい上に背景のグレー一色が異様。色のコントラストがハンパないなと思いました。赤なら赤!黒なら黒!ミレー「晩鐘」も他とは違う感じでした。なんか、すごく綺麗なんですよ、なのにザワザワする感じで、やっぱり異様でした。同じグループにカイユボットの「床に鉋をかける人々」もあったんですけど、迫力はあったけどなんか見慣れた感じだなと思ったのは漫画的だからかなと思いました。すごく分かりやすいです。肖像を集めたところではデュランの「手袋の婦人」がなんかエロいと思いました。黒のドレスを着てるんですけど片手は嵌めたままで、もう片方の手袋が足元に落ちてるんです。あ〜これ絵葉書買ってこればよかった〜!
アレクサンドル・カパネルの「ヴィーナス誕生」はもう激エロですよ。こんなやっついっねーよぅ!!レベルで綺麗でした。そういうヤツですしおすし…でも個人的にはクールベの「裸婦と犬」の方がグッときました。お腹の脂肪とかそういうの。モネの「かささぎ」は雪景色が描かれているんですけどすごく綺麗でした。絵葉書は「笛を吹く少年」と「晩鐘」とこれを買ってきました。それくらいお気に入りでした。モネのすんげえでっかい「草上の昼食」はただでかいだけでした。(ひどい!)でもなんか、食べ物とかいろいろ出てて楽しそうでしたよ!(感想もひどい!)この辺になると写真みたいな切り取り方をした絵になっててふ〜んて感じなんですけど、マネの「アスパラガス」と「ロシュフォールの逃亡」が最後にあってよかったです。とくに白いアスパラガスのくたっと感とか、絵自体の小ささも合わさって可愛かったです。あっこれも買ってくればよかった〜〜!
そんなわけで1時間と少しの時間をかけて見終えたのでした。生で見るって大事!

  • ふたり展

乃木坂でうっちーと待ち合わせて根津へ行きました。「根津」という地名に馴染みがなさすぎて最果ての地みたいな気持ちで行ったんですけど全然最果てじゃなかった。でも最果てじゃないのに駅を出たら地方都市のちょっとした下町みたいになってて東京よく分からないってなりました。札幌で私が降り立ったところで言うと南平岸とか、麻生とか、そこそこ賑やかだけど住宅街っていう感じのところを道路の幅とか家と家の感覚をギュ〜〜〜ッとしたところが根津です。宜しくお願いします。
で、その根津でパスタを食べてからふたり展へ行きました。ちょっとしたギャラリーが他にもいくつかあるような感じで面白かったです。そして展示はもちろんとても可愛かったり面白かったりして、ちゃんとたもっちゃんもいて、陶磁器作家の要さんはお初にお目にかかったんですけど気さくな方で、ギャラリーに入った途端気付きましたけど私、たもっちゃん、うっちー、要さん、全員ボブだった。漏れなく、ボブだった。
本当はお皿が欲しかったんだけど無事に持ち帰る勇気が出ず小物をゲットしました。ようやくたもっちゃんの作品をちゃんと購入することもできたので大変満足です。作家さんの作る茶碗はやっぱり違うよなー…などと心揺れました。要さんの茶碗はさ、手に吸い付くよね。そのうえかわいい。完璧かよ。

壁にかかってるのが一輪挿し。大皿も並ぶ。

下には陶器と漆のブローチやピアス。壁に並んでいるのは花がつぼみからだんだん開いていく過程それぞれのペンダント。「水玉が裏」だそうです。「裏が派手なのが好き」とのことです。
漆の作品は工程が多いので陶磁器よりもお高めになりますが、それでも満足度高し。器はもちろんだけど一輪挿しやブローチ、ピアスにペンダント、漆ですよ。モダンだよね〜!こんな作品を生み出す人が私の友人だなんて信じられなーい!と思いつつ、鼻高々。


一番花開いたペンダントはたもっちゃんきってのお薦め。確かに首からかけるとこれが一番かわいかった。さすが。
    
陶器のブローチふたつと箸置きも購入。ブロッコリーとパインて。最高かよ。

  • 新橋

その後、謎のオフ会のため新橋に移動しました。うっちーに送ってもらったし、バイバイしてすぐこゆちゃんに会えたので私は本当に守られてるなと思いました。SL広場に本当にSLドーンあってちょっと面白かったです。
20時まで貸切!まじかよ!
大豆さんの知り合いのお店に行こうとしたら貸切になってたので「このお店“集”?集い?集っちゃう?」って入ったら読み方が「しゅう」だったお店で食べました。最初はずっとこゆちゃんとあの人はこんな人で〜とか共通のフォロワーさんの話をしてたんだけどお店入って5分もしないうちに「絡みづらい」って言われたの私忘れない。
しばらくしてから大豆さんがきて、そのすぐ後にしっとりさんも来たんだけど予想以上にこの3人が普通の友達なんですよね。確かに共通の趣味というわけでもなく、家が近いというわけでもなく、ただ恐らくほんの少し個性的なつぶやきによって繋がったと思われる人同士なので、大体なにかしらの共通の趣味が合って繋がってきた私には新鮮な感じでした。でも3人ともツイートと変わりない人たちで楽しかったしまた上京する時は遊んで欲しいです!あとしっとりさんのジバニャンはただの猫でした!あれはゆるしちゃいけない。

  • うっちー宅でお泊り

新橋からうっちーのお家に行く路線に乗るのがこの日一番の激むず案件だったんだけどうっちーが詳しくホームへの行き方を教えてくれたのとしっとりさんがどや顔で「わかんねぇ」と言いながら送ってくれたので無事たどり着けました!家に着いたら「ごめんね青春!」がすでに始まってたけどおおむね見れた(誰かと一緒に見るドラマ最高!)し、その後やっぱり一緒に「ヨルタモリ」見て一緒に爆笑できたのも最高に楽しかったし、お店で食べてきたのに結局うっちーのお姉ちゃんのご飯普通に食べておいしかったの最高だったからまた行くね☆
「ごめんね青春!」はどんまい先生のスケボーと「ヨルタモリ」はあのなんかフラメンコの歌うたってるやつ最高だった。爆笑したのち人の家で爆睡キメました。唯一の、取り柄です。