ロマンチックモード

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仮面ライダードライブ/2人で1人みたいになってきた件

ドライブも楽しく拝見しております。敵と味方とあれだけの人数がいて、多かれ少なかれちゃんとそれぞれ見分けがつくのが素晴らしいと思います。げんさんの「恋女房」がまさか伏線だったなんて考えもしなかったし序盤「ちょっとそのノリ苦手」って思ってた演出がここにきてそのターンになると安心しちゃってるのがすごい。ただそんな中かわいそうなことになってる人がいるわけですけど…!
特効の音で何言ってるのか全然分からないほど派手に登場したナンバーワンかわいそうこと詩嶋剛なんですけど、このかわいそうさは昨日最終回を迎えた「心がポキッとね」の扶美さんをすぐにでも虜にしそうなほどドライブの物語のかわいそうな部分一手に引き受けちゃってる感強い。ところで「ポキッとね」良かったですねずっと扶美さんに片思いしてて全然気付かれなかったマヨネーズ*1がとうとう彼女を振り向かせた理由が「私に気付かれなくてかわいそう」ですから本当最高でし(ry
剛が闇落ちするところまでは素直にフンフン見てたんですけど、なんていうかこう…みんな泊さんのこと大好き過ぎだろ〜〜〜〜!もっとこう、なんかこう、ないかな〜〜〜!!というフラストレーションが溜まりに溜まってしまっていたので、泊さん死んで生き返るの巻きとか全然集中できないのな。いやもうこのターンってほら、長いスパンで出される印籠みたいなものだからそれ自体にはもう驚かないけどやっぱり物語の中で大きな起伏を表しているわけだからその経緯や演出はしかと見届けたいわけですよ。で、実際予告も含めた演出には本当に心を打たれまして、あの喪中感はハンパなかったですね!死んだ感、ハンパなかったです!ハンパなかったんですけど泊さんがそのタイミングで死んで生き返るもんだからもうね、剛が不憫でならない。もう私の脳内ではあれですよ、雪だるま型剛が「ぼくは剛、ギューって抱きしめて?」って霧子姉ちゃんに訴えかけてましたよ。番組違いますよ。
ただ、ドラマとしてはやっぱり面白いなとは思ってるんです。一筋縄では解決させないわよっていう気概を感じる。というかここまで剛に気を取られるっていうのは、逆に言えば剛のキャラクター、なにより演技が素晴らしいからだと思ってる。正直剛が稲葉友じゃなかったらここまで気を取られていない気がする。それくらい稲葉友のふくれっつらには説得力といいますか、こちらを捉えて離さないものがにじみ出てる気がしてならない。あのふくれっつらで「だって…」とか言い出したときにはそれはもうジタバタしましたよ!しましたよね!?みなさんも!!んもう!!剛!!!おばさんが抱きしめてやりたい!!!!(危険思想)
そんな感じで剛に気を取られている間に死んで生き返ったので、ベルトさんが目でしゃべった時には「買ってきて欲しいものナンバー1」とか言い出しそうじゃなくて、だ…だいたい分かった!!てなりました。もうそのターンは理由とか全部そっちのけになっちゃって、久々に、高岩劇場が、素晴らしい…!てなりました。2人で1人感はあるんですが、演技自体は電王を髣髴とさせる、そらそうですよね、右と左の演じ分けと全体が別の人になるのとでは違いますもんね!!!わー!!すごい!見直そう!すぐ見よ!!!
てことで、なんだかんだ文句言いつつ楽しんでるわけですが、私の周りは剛に対する脚本への不満がブーブーなんですけど、今このように冷静になって振り返ってみるとどのターンで剛が戻ってきたとしてもロイミュードが存在する限りなんの解決にもなっていないので剛の苦しみは消えない。なので剛の目的を果たす情熱にガソリンを注ぐいいエピソードでもあると、そう思いました。そう思いましたが、この重たい荷物、主人公に背負わせても良かったのでは?というそもそも論は友人との間だけにしておきます。来週も、サービスサービスゥ!

*1:ウィザードのマヨネーズこと永瀬たすくさん活躍されてて本当嬉しい