ロマンチックモード

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仮面ライダーゼロワン 第1話・第2話

9月8日、早く起きたので第1話をもう一度観てから第2話の本放送を観た。


「今度のライダーは黄色くてAIが乗っ取られる話」という事前情報で見始めたら、第1話の情報量が多くて朝から忙しいなと思った。ジオウは正直マオウ強火担ことウォズが見れれば多少話が分からなくてもそれだけで価値がある…くらいのノリで見ていたし、実際それくらいのノリでも十分楽しめていたので、久し振りの「ドラマ」感というか、感情の乗ったストーリーみに脳みそがびっくりしてしまったようだ。


巷では腹筋崩壊太郎とマモル君が話題なのだけど、第2話の冒頭で乗っ取られた配達員のオクレル君にはほぼ言及がないことから、一瞬でもその自我が映るか否かで私たちは機械かヒトかを判断しているのかもしれない。


今回の敵は滅亡迅雷.netという2人組?で、飛電インテリジェンスが開発したAIロボ・ヒューマギアを乗っ取り人類の破滅?を狙っている。でもこの乗っ取りは全てのヒューマギアに適用できるわけではなく、自我が芽生えたヒューマギアにのみ有効らしい。こういったハッキングというのは、いわゆるバグなどが微弱性をもたらすわけだけど、ゼロワンの世界で言うヒューマギアの「自我」というのは一種のバグなのかもしれないな、と思った。


ヒューマギアを作った会社自ら暴走したヒューマギアを倒すアイテムを作成し、人類を守るという流れと、第2話で自社ビルを襲われた後に行われた記者会見を見て、スターク・インダストリーズを重ねてしまい、ここで記者から「あの黄色いヒューマギアはなんなのですか」という質問が飛んでいたら危なかったな、などと考えていた。「あれはゼロワン、…俺だ!」なんて言ったら、アルト君はトニー・スタークになるところだった。アイアンマンルートは回避された。よかった…。(?)


場所や登場人物が変わるシーンが短いスパンで連続するので、慣れるまでちょっと大変かもしれないけど、ツン期のサブライダーが唯一アルト君のギャグにウケちゃうところなんて王道さもあるので、楽しく見続けられる気がしている。