ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

すゑひろがりず結成拾周年全国行脚～諸国漫遊記～札幌公演（4/18　19：30＠サッポロファクトリーホール）

推しの単独全国ツアーに札幌を入れていただき本当にありがとうございます。行って参りました。順番どおりは流石に無理ですが、忘れないうちに書いておきましょう。

以下全国ツアーのネタバレしか書いてません。

前説

札幌よしもとのつちふまズが担当。すゑひろがりずの希望でTシャツの上に着物を着て登場してくれました。前の2公演の寄席もつちふまズだったのですが、落ち着いてるし歌うまいし面白いし頑張ってほしい。会場内に1人小澤さんの熱烈なファンがいらっしゃったのも含めて面白かったです。元カノのくだり最高。

開幕

歌舞伎の拍子木でスタート。
ファクトリーホールには幕がないため、暗転の中2人が赤い布が掛けられた高座へ上がる。明転して少し顔を上げて、ようやく拍手が鳴り響きました。完全にお見合い。お互い緊張しすぎ。しかし一度鳴り出すとなかなか止まない拍手でした。

南條さん：食事の合間を14時間空けるという苦行を成し遂げ、800gの減量に成功いたしました。
三島さん：朝マックのいつも食べるソーセージマフィンを、肉を増やし、卵も増やして食べてまいりました。

とのことで、一気に会場がほぐれました。
朝からちょっと引くくらいの土砂降りが続いていて、結局夜まで止むことはなかったのですが、

三島さん:本日はお日柄も良く
南條さん:大雨なのよ
三島さん:春の陽射しが降り注ぐ中お集まりいただき
南條さん:みんな足元ビチャビチャにして来てるのよ

お衣装はお二人揃いの紺でしたがここで三島さんから「南條が、襦袢を忘れてきました！なんで忘れんのこんな大事な日に！！！」というご報告が。「言わなきゃ分からないのに…！」と口走る南條さんでした。私は5歳児なので仕方ありませんね、と思いました。

ラストは歌舞伎の口上の締めくくり「隅から、隅まで、ズズズーイッと、宜しくお願い奉りまする」で暗転。

ちなみにこの口上、元々地べたでやろうとしていたそうなのですが、客席に傾斜がなく地べただと後方座席の方が全く見えなくなることに気付き、急遽ファクトリーホールエントランスにあった備品の長椅子を運び込んで、ギリッギリ足と手を出しながら座ってたそうです。

この後のお衣装は黄色と紫の格子柄。南條さんは黄色の下に紺着っぱなしでした。襦袢～！

オープニング映像

局番及びYouTubeでお馴染みの映像が流れます。エモエモのエモだょ。映像制作はカナメクト。

がりず検定ご当地ver.

ご存知がりず検定の北海道バージョン。合計20問を前半後半2回に分けで映像で流れました。ちなみに後半の映像、「後半終了」と出すはずのところが「前半終了」になってて安定のカナメクトクオリティでした。
1番最初のネタの序盤に客席から募った和風変換をやったのですが、ここで改めて問題として出題されてアリネタ暴露と相成りました。ラブラブサンドは分からなかったな～。「成し遂げ商店」の「炎上料理人」（セイコーマートのホットシェフのこと）と「週の中日のお伺い（確かこんな感じ！）」（水曜どうでしょう）は盛り上がりました。

本編ネタ（6本）

北の大地の配信勢と致しましては、配信じゃ見れないネタギュッとワンパックに感じました。嬉ション！

  • 学園天国

やっぱり最高！色褪せぬ面白さ！ラストは三島さんの「札幌公演ご来場誠にありがとうございます！」（うる覚え！）で、「そんなん言えるわけない！なにひとりで！拍手もらって！」とぜうはプンスコしてました。

  • 子どもの頃

アルプス一万尺、ゆっくりやったのに間違う！

  • ヤンキー

仕上がってきてる！入れるボケ捨てるボケの取捨選択が功を奏しているし、言い方を変えてラストの最大声量「プァーーーーーーーーーーー」が引き立つ。

  • 一人旅（登別ver.）

札幌ご当地試写室「ワンマンシアター」でお滑り。以前住んでたマンションの近くにあったので私は分かりましたが、会場では男性1人に大ウケの状態でした。

  • 漫画

いいしゃべくり漫才。オチが改良の余地ありっすねこれ…。

  • サッカー

最初の手つなぎのところで三島さんが思いっきり行った結果南條さんのパンツが下手側の客に丸見えになりました。ありがとうございます。めちゃ歌を歌うので配信では見れないネタ、めちゃくちゃ面白くて見れて嬉しかった！

スペシャルゲスト・みなみのしま

ハワイ住みます芸人として頑張ってるらしいお二人が、5up当時ガンガンネタを切られた作家さんと共に札幌に来てくれました、という映像が先に流れたのですが、「ここNGKに出させていただくことになりました！」という…要するにNGK用の映像が流れてたんですね。来ている家臣（ファン）は一個前にNGK公演やったし、これは使い回しなんだな、くらいに思っていたと思うのですが、どうやら札幌用にちゃんと撮っていたようです。ちゃんと準備してくれてた、というのを聞けただけでも嬉しいです。もちろんそれが聞きたかったけどね！全然大丈夫！嬉しい！Twitterでも呟かせちゃってすいません！確かにその…その後の少しの時間、会場はそれまでよりほんの少し温度が下がった気がしました。もちろん最後にはまた熱くなってたけど。そういうのが伝わっての、あのつぶやきだったんじゃないかなあ、と思いました。

肝心のみなみのしまさんですが、ネタははっしゃっせーでお馴染みの『アパレル』で挑んだもののNGKとほぼ同じところ（本人曰く）で「ダーメッダメ」でした。その後のあったかくする変換でも客席から「スキー場」というあったかくさせやすそうなワードをもらいながら「雪が…融けた…」で撃沈でした。

換気休憩

終了は南條さんのアナウンス。ANNのトーンで「あのー、外に出てる人、戻ってほしいんですけど、逆にこの短い時間に？なにしに外に出てるんですかね？」とおっしゃってましたが、三島さんから「外出てた人いるんですか？」と聞かれて「いや、別に見えたりはしてないので適当言いました」と言ってました。適当かい！実際は1人出た…かな…？みたいな感じだったみたいです。（前説つちふまズ調べ）

運命を変えたネタ披露

換気の後、ネタ、がりず検定後半を挟んで、南條さんのみが舞台上へ。ここまでの活躍も、YouTubeでの人気も、全てはこのネタがあったからだと思っている、そう述べて暗転したのち…。

「蝦夷の夜はなにやらムラムラ致す」

まさかの『おTENGA様』！！！！！！

三島さんが登場し、TENGAを受け取る段になってようやく南條さんが「童をお連れの方は少し目を塞いでいただきたし」という無茶をおっしゃっていました。いやいや見に来てるのよｗ
そしてここでオチを言う前に暗転するトラブル勃発。一度暗転し、もう一度明転した後三島さんがオチを言い、南條さんの「暗転も早し」で終了。いや、これはこれで最高でした！あの明転した時の2人の慌てよう！

エンディング映像

流れだしたのは浜田省吾「MONEY 」！ここで大きな拍手笑いが起きるのが、この会場に家臣しかいない証拠ですよね！

終幕

着物の上にツアーＴシャツを着て登場したお2人から「写真撮影しましょう！Ｔシャツがいい？衣装がいいですか？」とご提案頂き、即衣装に決定されてしまい、即脱ぎとなりました。「この、Ｔシャツ脱いでるところもシャッターチャンスですからね」と南條さんセクシー脱ぎ？をご披露されてましたが、マイクを落としたり、それを三島さんにあーあーと言われたり、かと思えば三島さんは扇子を忘れてたりとドタバタ。左右の『諸国漫遊記』の前と、ラストは中央でキメ顔撮影で終了しました。

「今日は一泊させていただけるということで、この後、ジンギスカンで打ち上げ！させていただきます！」というところで大きな拍手が。「なんの拍手ですか？」と言ってましたけど、前回のジンギス談の時は日帰りだったのもみんな知ってるわけですから、そりゃ拍手起きます。ちゃんと泊って、北海道の美味しいもの食べて欲しいの拍手ですよそりゃ！
「朝6時にロビー集合なのでゆっくりできないんですけどね」と笑ってました。可愛い。

大拍手の中、暗転し、暗転してもしばらくずっと手を振ってくれていたお2人が印象的でした。ネタも、映像も、ミスも、トラブルさえも面白くて、最高の90分でした！


下手側に座っていたのですけど、退場時にいらっしゃったの、記憶が正しければ桑島マネージャーさんのお顔だった気がします。小さかったと思うんですけど、敏腕マネージャーさんも一緒にジンギスカン食べれたのでしょうか。
昼間の寄席とは明らかにお客さんの層が違っていて、あんなに沢山の人が集まっているのに、会場内は退場の時までずっと穏やかでした。決してシーンとしているわけではないのに、静かに熱いような、そんな感じでした。で、こういうの前にもあったな、と思ったら、推しのファン、Perfumeのファンにそっくりです！（何の話！）マジでそっくり！あんなに人が集まってるのに静かで、本編中はめっちゃ盛り上がるのに、退場時はまだすごく静かにゆっくりみんな笑顔なの、Perfumeのライブ後と全く同じでした。

いやー推しを摂取すると肌ツヤにいいとはよく言いますが、ダイレクトに影響を受けすぎた結果完全に周期が乱れました。勘弁してつかーさい。