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8月「ネタ×ネタ×ネタ」「OMIYAグランプリ~大喜利No.1決定戦~」の感想とその他の話題

8月26日、劇場の配信を2本見る。

すゑひろがりずにハマってからの3ヶ月、オンラインチケットよしもとに課金しまくっている。1公演1,000円くらいで、一番高くても2,000円の配信チケットは長らく音楽のライブ・コンサートを見てきた私にとってタダ同然の値段に感じてしまい、「例の10万円、何に使った?」と聞かれたら「よしもとの配信に全部つぎ込んでる」と答えるしかないくらい、6月末頃からのすゑひろがりずが出る公演の配信は全て購入し視聴している。友人からはあたかも毎日のように有料配信があるように見えているようなのだけど、1公演1,000円ほどが月10回あるかないか、なので実のところ大の大人としてはちょっとした趣味程度の出費だと思う。


お笑いの公演というのは大体6組ほどの芸人がブッキングされ、1時間の公演というのがほとんどだ。内容は公演によるのだけど、定期的に開催されている公演のほとんどは、それぞれのネタで40分+全員でコーナー20分、というような構成になっていて、すゑひろがりずだけを追っていても自然と他の芸人さんのネタを見たりするようになる。


まず行きついたのが大宮セブン。タモンズ、GAG囲碁将棋、ジェラードン、ボーイフレンド、マヂカルラブリーすゑひろがりずの7組が所属する。今となってはここにコマンダンテと井下好井がいないのが不思議なくらいなのだけど、とにかく大宮セブンはこの7組で、大宮ラクーンよしもと劇場で彼らの公演があると、だいたいいつも脱いだり、戦争が起こったりする。
彼らはセーラー服や警察官の服に着替えたり、Tシャツを破いたりするのが大好きなばかりに毎回大体脱ぐことになるだけで、脱ぐこと自体を好き好んでやっているわけではないと思いたい。
戦争は概ねGAG福井さんとすゑひろがりず南條さんの間で勃発する。2人が揃うとどんな舞台でも大宮になってしまう。先日はルミネが、今日は幕張が大宮と化した。


配信としてはよしもと∞ホールの「笑ってムゲンダイ」が多くて、そこで更にいろんな芸人さんを見ることが出来ている。最初は苦手だな、とか、いまいち好みじゃない、と思ったコンビでも、色んなネタを何度も見ている内に好きになってきた。大宮セブンの7組は言わずもがな、ニューヨーク、ダイタク、オズワルド、大自然、レインボー、ゆにばーす、アイロンヘッドはいると安心するコンビになった。『有吉の壁』に空気階段蛙亭が出てきて興奮したりしている。ちなみにテレビに出ている勢ですっかり好きになってしまったのはトム・ブラウン。


今日は大宮ラクーンよしもとで19時から「ネタ×ネタ×ネタ」、21時から「OMIYAグランプリ~大喜利No.1決定戦~」の2本の配信があった。

ネタ×ネタ×ネタ

「ネタ×ネタ×ネタ」は、キングオブコントの準決勝が迫っているので、お客さんの反応を伺ったり、ネタ時間を測ったりするのに企画したんだろうな、という感じだったのだけど、すゑひろがりずの三島さんがコント中に楽しくなってしまったようでエンディングで南條さんに叱られていたのがめちゃくちゃ面白かった。南條さんの「あかんよ本番前に、ちゃんとやらんとあかんよ」に爆笑してしまった。南條さん、今も本番です。そのネタ、もし時間的にOKそうならあの形でやって欲しいな、と思うくらい面白かった。決勝で見れるといいなあ。
今回初めてレインボーの漫才を見た。以前コント形式でやったものを漫才形式にしたものだったのだけど、レインボー、実は漫才の方がいいのでは…?というくらい面白かった。池ちゃんの高い声がよく聞こえてた。ジャンボは大宮の劇場だと本当にジャンボだなというくらい大きかった。レインボーはコントもやっていて、お客さんの笑い声はあまり聞こえなかったけど私はめちゃくちゃ好きなヤツで更に応援したくなった。
大自然、2本目が初めて見るネタだったのだけど、ジワジワきすぎて最高だった。(ネタの詳細は本当の意味でネタバレになるのでどこまで書いていいかまだ線引き出来ずにいる)大自然についてはその後のぶちゃんが都内の自宅から埼玉の大宮まで自転車できていたというエピソードまで完璧に面白かった。

OMIYAグランプリ~大喜利No.1決定戦~

21時からは「OMIYAグランプリ~大喜利No.1決定戦~」。大宮で初めてシンプルな大喜利を見たのだけど、MCがタモンズの大波さんだったのでちゃんと大宮だった。21時台のMVPは完全に大波さんだった。スカチャンが2人して捕まっていたので少し可哀想な気持ちになりながらも、三島さんが「これが大宮よ」と言っていたし私自身「大宮の洗礼受けてるな」と思ったのでそういうことでいいことにしたい。
前半は大自然のロジャーさんが出した特定のワードがお客さんにハマって確変に入ったのと、大波さんのスカチャン宮本さんいじりで盛り上がっていた。三島さんも大波さんの罠に掛かっていた。池ちゃんが「大宮のお客さん下ネタOKなんですね!」と爽やかに言っていたのもジワジワきた。確かにルミネやムゲンダイではこういう流れないな…と冷静になり気付く。
後半は確変こそなかったものの、大波さんとヤジマリーのやりとりにすごいスピードで「なんて?」を繰り出す南條さんのお陰(もしくは所為)で最後は大宮らしく終わった。大自然ののぶちゃんが自然なトーンでいきなりボケてくるのが最高だった。あと大波さん南條さんのやりとりには大宮セブンの固い絆を感じた。あれは、愛だ。ちなみに南條さんは時間が経てば経つほど滑りの判断が早くなりすぎて泥船で助けに行って見事に沈んでいた。さすがだな、と思った。
この大喜利オンリーの1時間を見ていて、大喜利が成功するかどうかはほぼ問題に掛かってるな、と思った。特に後半にいくにつれ問題自体が突飛な設定になりすぎていたと思う。チャットをしながら見ていたのだけど、中には「問題にイヤな感じのワードが多くて笑うに笑えない」という方もいた。私自身はそこまで感じなかったものの、そう思う人もいるだろうな、と思える問題だったと思う。そういう意味でIPPONグランプリの問題には答えやすい、不快感を与えない、という工夫が凝らされているのかもしれないな、とも思った。
それにしても大波さんの司会、めちゃくちゃ良かった。掴みが完璧だったので、現地のお客さんはどうだったのか分からないけれど、チャットでは大草原だった。


8月の配信は今日の2本で終わったけれど、今週は『ネタパレ』に”大宮セブン来襲”なので録画必須なのと、あとは地方ローカルのトーク番組があるのでそれをしっかり見ようと思う。Tver様様。

その他の話題

・ピアノ
ドビュッシーアラベスク第2番」「子供の領分/5番 小さな羊飼い」を仕上げた。次はベートーベン「悲愴/第2番」。

・映画
生まれて初めて「風の谷のナウシカ」を見た。今年見た映画は99本になり、100本目を何にするか迷っている。

といった感じ。

悲しいこととしては、なくなく10月の沖縄旅行をキャンセルしたこと。その代わり、地元の温泉地に行ってしまおうと思っている。