ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

南極料理人

始終ニヤニヤしてました。いやー楽しかった。いつもの通りトモリさん改めましてありがとうございます。
基本的には何にも起きない。いや起きてるんですけど!環境自体が事件なんですけど!常に緩く波打っているような空気なので、ほのぼのなのに気を抜けない、次から次へと来る小波、そんな映画でした。
正直もっと泣かせようと思ったらそうできると思うんだけど、それを敢えてしてないような感じです。台詞も少ないし、キャラはたってるけど、そこもやり過ぎてない。引き算からできてるのかもしれません。それくらい個性派俳優だらけの映画のくせに静かだった。
くだらないケンカが主な事件で、あとはただひたすら生活を観察しているような感覚に陥るんですけど、トモリさんの挙げた「バターとらないで〜」は本当に秀逸でした。それからエンドロールまで細かなネタを拾ってくる、多い日も安心な演出も非常に面白かったんですけど、私が敢えてチョイスしたいのは「西村さん、それ俺のジャージ」と、きたろうのトマトのくだりです。序盤と終盤で攻めてみました。
いやーこれ絶対見てほしい。本当に楽しかった。もう少し眺めていたいって思うほど面白かった。ただトモリさんとは笑いの壺が同じ過ぎて始まる前の阿部サダヲの「うまいこと言っちゃった」のくだりに爆笑しすぎて椅子が揺れすぎた。いつだって彼は100%勇気ですよね!
http://nankyoku-ryori.com/
主人公の娘役の子の演技が本当に素晴らしい。あとカメラマンが「しあわせのかおり」の方なんだ。あの映画も美味しそうだったんだよなー。
映画を見たら、これを読むと一層面白い!
ほぼ日刊イトイ新聞 - 堺雅人さんと、満腹ごはん。
あーやばい!もう一回見たい!でも次は↑にも出てくる『色即』で、是非お願いいたします。