ロマンチックモード

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キョウリュウジャー:47話

やっぱりやだやだキョウリュウジャー終わるのやだー!まさかのオープニング無しッスよ…もう完全に時間足りてないんスよ…ちょっと前までフワフワ言ってたのになにこのフラグのオンパレード。もうやだ!終わるなんてやだよー!
ひとりひとりのアクション→キョウリュウチェンジに合わせてテロップが出るという演出も素晴らしいし、『格好よく見せる』ところにはしっかり時間を割いてるあたり、監督の好みというのもあるんだろうけどもう映像の力がハンパなかったです。ドッカンドッカン爆発してたし、それに負けない変身へのCG。お決まり(素面スーツ→メットオンの映像)を無理に入れないのも最高でした。
鉄砕さんの幻術で一旦集合し、一通りここまでの流れの説明をしていました。マッドトリンのターンで鉄砕さんとラミレスが大地の闇の調査してましたよね。要するにこの2人もグルだったと。(書き方)それから、トリンのことは完全に「絶命」と言ってました。やはり正義の心を持ったまま殺した、ということなんだな。ダンテツは「この十字架を背負って」戦うと言い、先陣を切ってイアンが「俺たちも背負う」と言ったのでした。ところで顔のゴリラ化が私の中でもっぱら心配されたキングこと竜星涼さん、顔がまた変わりましたね…やっぱり男子の20歳またぎは顔が変わるな〜!美人になったな〜!!!(好みの問題)
鉄砕さんとラミレスはこれからトリンと合流して大地の闇を封印するっつーんでダンテツは「10人のキョウリュウジャーでデーボス軍を壊滅させる」とか言い出します。「10人?」てなるじゃないですか。ここで来たのがアミィとラッキューロが大好きな漫画『らぶたっち』の作者・鉄砕さんの子孫(役者は同じ!)(ごめん名前さすがに覚えてないから以下子孫)(子孫 笑)とノッさんの妹・優子さん。ノッさんはこんな状態でも「これは町内会のお遊戯の…!」とか言い出しちゃいますが、もうバレバレだったんだよ〜、他のキョウリュウジャーも知ってたんだよ〜っていうね。ここのソウジくんのそっぽ向きちょう可愛かったですね。それにしてもここまできても隠し通したいっていうのが、もうなんとも…!
ここはもちろん世界中でゾーリ魔が発生しており、なんといってもアミィの執事ジェントルの華麗なハイキック!素晴らしかったですね!キャンデリラに変わる新たな喜びの戦騎キルボレロの巨大化によって幻術が破壊されてきたので鉄砕さんとラミレスは大地の闇=地獄へ、地上ではレッドの掛け声で子孫(笑)がグレーに、優子さんがシアンに、ダンテツがシルバーに、合流した弥生ちゃんもバイオレッドに変身します。幻術の中で鉄砕さんが子孫に「みんなの笑顔を守る戦い」「いつも描いてる漫画と同じだ」と言っていてここでもウワアァってなったし、ラミレスが行き倒れてノッさんに介抱されるあのターンがまさかここに繋がってくるとは…!という優子さんの変身でした。ちなみに巨大化キルボレロは初代バイオレッドの繁おじいちゃん(大体合ってる)がプレズオーで抑えてくれています。「地上と地獄の同時決戦だー!」とはこそこそ見てたラッキューロキャンデリラはどうするんでしょう…先に言っておくと今日は出ませんでした。ラッキューロもこの一言のみ。
シルバー・グレー・シアン・バイオレッドでその場のゾーリ魔とカオスを相手に戦います。6人で先に進むと氷結城から攻撃がきて変身解除、全身で闇のメロディーを浴びてしまいもう変身できない…そこへ現れたのがエンドルフとドゴルド。そしてウッチーが言うのです。「キング殿に一発を仕留めていただくため、ここはお任せ願いたい」的なことを。変身はできないけど獣電池は使える、というのに気付いたウッチー、それならば生身でも勝算はあると説得します。「その心意気…しかと受け止めた」キング、ウッチーのためだけの言葉を言いましたね…!おやかたさまだ。立派なおやかたさまだよ。この場を任せ、5人で先に進みます。ウッチー、素面名乗り決まりました。
橋に差し掛かったところで大量のゾーリ魔が追ってきますが、これを抑えたのはノッさん。頑丈な身体で食い止めております。「橋で走っちゃだめーーー!!!」ノッさん!ノッさん!!あなたの言動の平常運行にどれだけ助けられたことか。任せながらもキングは「死ぬなよ」と言いノッさんは「家族を頼むよ」と言う。ノッさんは最初から最後まで一番身近なものを力とし、守りたいものとしてますね。ノッさん、素面名乗りすごくよかった。
ふもとにつくと一層大量のゾーリ魔が。キングがこぶしを握りますがその肩を掴むのがソウジくん、そしてイアンも黙って前に出るわけです。ディノチェイサーで突破して城に突っ込めと、イアンの頭脳!あぁそうだったこの子頭脳派だった(忘れがちでした)フェザーエッジ(トリンの刀)を呼び自分の銃をちらりとも見ずイアンに寄越すソウジくん、最高にカッコいいし、イアンはソウジくんの肩をポンと押す。キングとアミィはディノチェイサーでバイクに乗り「振り返るな!」というキングの掛け声のもと城へ入ってゆくのでした。クッ…!(後でまとめて書く…!)
ここのキングとアミィの表情も悔しそうとも不安げとも取れて、でも意を決して城に突入したこの回を締めくくった二人の素面名乗りは最高にカッコよかったです。女子が行っちゃうっていうのも…すごくいい!!そしてソウジとイアンの2人は背中合わせになり「今のうちに言っておく」とおしゃべりイアンが話しかける。お前はすごく強くなったと、「最後に2人で戦えて嬉しいぜ…ソウジ」っだーーーーーー(放送事故)(私が)グリーンボーイから始まり、ボーイになり、ついに名前を。二丁拳銃イアン、二刀流ソウジ、2人の素面名乗りもごちそうさまでした。
さて、エンドルフとドゴルドを相手にしたウッチーはボドボドでしたがかなり好戦していました。ここでドゴルドが提案するわけです。エンドルフの怨みの力でウッチーを縛りつけておいてくれたら自分がとどめを刺す。「できるのか、鎧」とのエンドルフに対し「長年の宿敵だ」とこぶしを握るドゴルド。それを聞いてエンドルフはウッチーに怨みの波動的なものを放ち身動きを取れなくしてしまう。振りかぶったドゴルドの剣は迷い無くエンドルフを捉えたのであります。
エンドルフに向かって勢いよく剣を振り下ろすドゴルド、そのダメージによってウッチーへの怨みの呪縛は解け動けるようになりました。「協力しろ空蝉丸、俺とお前でコイツを倒すんだ」エンドルフに忠実になってからウッチーから散々言われたドゴルド、ある時吹っ切れた感じになってたけどこちら側に吹っ切れてたようです。エンドルフを倒すためならどんな手でも使う。誰かの身体を乗っ取らないと活動できないが戦騎としての誇りがある、それを踏みにじったエンドルフは絶対に許さない。この『誰かを乗っ取らないと活動できない』という状態って怒りの感情を常に作り続ける要因なんですよね。エンドルフからのすさまじい反撃を空蝉丸を庇うように一手に浴び続けるドゴルド、もう少しでやられそうになったとき乗っ取っていたカンブリ魔を脱ぎ、空蝉丸に乗り移るのであります…ファーーーーーッ!!!(放送事故)(もちろん私が)
「乗っ取りゃしねぇ」初めてドゴルドの面が割れ空蝉丸が見えたときと同じ左目の部分が割れた状態です。す、すごい…!ここまでするの!?公式で!?(なんかもうそれくらい驚いた)そうして二人の剣を合わせ、これもまだ中身が誰か分かっていない時ドゴルドが放ちトリンにまさかと思わせたワザですよね、その必殺技を打ち込み、とうとうエンドルフを討ち取ったのでした。
空蝉丸から離れまたカンブリ魔を乗っ取ったドゴルドは空蝉丸に決着をつけようと伝えます。しかしこのドゴルドがもうボドボドでして…空蝉丸の左目が見えていた部分の面、戻ってない…!エンドルフの攻撃を一手に浴びた時やられたのか、もう体中から火の粉が飛び散っております。それを見て怯む空蝉丸ですが、「空気読めよ」と。あぁもうだめ泣ける。空蝉丸も察しました。最初から自分に切られるつもりだったのだと。そうして最後の勝負に挑み、ドゴルドに一発浴びせ、言うわけです。「悪党の癖に殊勝なことを申すな…腹立たしい」背中越しにそれを聞いたドゴルドは最期に「そうかい…腹立たしいかい…」と言って消えていったのでした。その後、膝をつきドゴルドに思いを馳せていた空蝉丸も口から血を流しその場に倒れてしまう。
えー…このままだとウッチーの最期のセリフが「ぱーふぇくとでござる」になっちゃうんですけど、いえそれも十分いいんだけどやっぱりちょっとかわいそうですし何より残念ながら予告で元気に変身しちゃってるっていうね!『口から血を流す』というのは個人的な『ニチアサにおけるマジ死亡表現』指標のひとつと捉えているのでかなりヤバイのは分かってるんですけどね。とにかくもう…先日友人にも言って若干引かれましたけど、これ日曜朝にやってる場合じゃないって。なんならもう「最終回1時間スペシャル」とかやってほしいくらいなんですけど最終回が夏映画より長いとかマジウケるしすいません黙ります。
アクション爆発てんこもり、映像の持つ力を見せ付けられていますがその中でもひとつひとつのセリフがずば抜けて輝いてる。数え上げたらキリが無いくらい一言の重みがあって、特にここで一気にこの熱量で伝わってると思うけどノッさんとキングね…キングに至っては、先ほども書いた「振り向くな」が激アツでした。すげえな。そして敵の死にこれだけ泣かせていただいて、魅力的な敵を作っていただいて本当にありがとうと思ってる。最終回かー…祝日があって本当によかった…(すでに見終えた後の精神面の心配をしています)