マガディーラ 勇者転生
9/8、赤い夕空に目を奪われつつ、震災以降初めて地下鉄に乗り映画館に赴いた。『バーフバリ』で知られるラージャマウリ監督の過去作『マガディーラ 勇者転生』、『バーフバリ』の原点と謳われたこの映画がこの度札幌でも劇場公開されたので、こんな時こそインド映画だろ!と3人のバカが集まってしまいました。
原点を謳うだけあって、『バーフバリ』ほど詰められてはいないものの輪廻転生ものとしてよくできている本作は、とんでも映像表現としてはこちらの方が上です。その踊りにこの尺必要?今からそっちの時代も1からやるの?なんで今飛んだ?となっている内にだんだん気分が盛り上がってくるのです。次はなんだ、次はいつ踊るのかと。そして爆発に次ぐ爆発、踊りと血のりと更なる爆発を加えたクライマックスを経て、エンドロールが始まったその時、私は気付きました。なるほど、全てはこのエンドロールを見るための序章に過ぎなかったのだと。このエンドロールを見るために!2時間半があったのだと!!!
以下、箇条書きで残しておくこととします。
- 主人公めっちゃイケメン
- むしろこの顔だけで成り立ってる
- 姫ももちろんちょうかわいい
- 美男と美女が踊り狂って爆発するだけで画が持ってる
- 逆にそれ以上でも以下でもない
- バーフバリってすごかったんだね!
- とにかくエンドロールでめっちゃ元気出た
- ダンスの下手なインド人が見れるエンドロールは『マガディーラ 勇者転生』だけ!
「エンドロールでめっちゃ元気出た」は集まった3人のバカ共通認識だったので間違いないと思います。震災後、停電や断水等を各々乗り越えて、TwitterやLINEでも話していたのにやっぱり会ったら嬉しかったし、こんな時くらいしかないと思ってハグし合いました。みんな無事でよかった。みんなでインド映画で元気になれてよかった。何よりもこんな状況で、日も浅いのに営業してくれた映画館や地下鉄等皆さんに感謝!
4.0。