ロマンチックモード

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ゲーム「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」

8月28日、順調に遊んでいる。

スパイダーマンの直後にプレイしてしまったからか、始まりの塔でちょっと引くくらい転落してしまったものの、どうやら洗礼らしいというのを見聞きして一安心している。スパイダーマンとはまた違った楽しさがある。


私のリンクはいまだ防御力1の服装から脱していないものの、持ち前の好奇心でずんどこ前に進んでいる。比較対象は夫である。(夫が先にプレイし始めたのにまだパラセールもゲットしていない)


防御力1のまま力づくで崖を上り、昼夜問わず敵を殺し続け、火打石で火がつかない為チュチュゼリーを自分もろとも爆破させ焚火している。祠があれば敵をシカトしパラセールで着地するし、馬とあれば手名付け、ボコブリンの集落はシーカーストーンで得た爆弾で木っ端みじんにする日々だ。


結論から言うと、ちょう楽しい。休みの晴れた日に、窓から入る日差しをカーテンで遮りながら、弓でトリ肉やケモノ肉を狩猟し、こっそり近付いてバッタを取っている時、「夏休みだ…!」と思った。(違います)夏休みにどんな憧れがあるのか自分でも分からないが、「あ~!超楽しい!夏休みって感じ!」と思ったのだ。


これは、スパイダーマンの時とは全く違う楽しみ方だ。スパイダーマンは大都会ニューヨークの街で社会的に悪いことをした犯罪者たちをボコボコにするアクションゲームで、端的に言うとスカッとするタイプのゲームだ。自分が操作しているとは思えないカッコいいムーブが見れるのも気持ちがいいし、8種類に及ぶガジェットの組み合わせやスーツパワーの使い方でただの戦闘のバリエーションも豊かになり、それらを工夫して駆使するのが楽しいゲームだった。


ゼルダは今のところ真逆である。敵が悪さをしているのは変わりないが、なにせのびのびと草原を駆け抜けることが出来るのである。ニューヨークの街から大草原である。街の喧騒とは違う、風でなびく草花のザザーッとした音を聞きながらリンゴやキノコ、どんぐりを拾い、ヤギを射止め、料理をする。うん。真逆である。真逆なのに、どちらもちゃんと楽しい。すごい。


スパイダーマンが緊張感・スリルを味わいながらクリアする爽快感を楽しむゲームだとしたら、ゼルダは頭を使って祠の謎を解けた時の達成感を楽しむゲームだ。双子山の祠にある謎が解けた時には「あー…最高ー…」となった。


ただ、ひとつ不安なのは進捗という概念がないところくらいである。今夜は私がゲームができる日なので、序盤でジジイからもらえるらしかった防寒具を取りに戻ったりしたいと思っている。