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ゲーム「Fit Boxing(フィットボクシング) 2」

3月17日、結婚式の時に着用していたガードルが細すぎて朝から驚く。


過去に書いた通りSwitchの「Fit Boxing」を週3回ほどの頻度でなんだかんだ続けていたので、「2」は昨年12月発売とほぼ同時に購入した。せっかくなので前作との違いと3ヵ月続けた感想を残しておく。

Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ- -Switch

Fit Boxing 2 -リズム&エクササイズ- -Switch

  • 発売日: 2020/12/03
  • メディア: Video Game

痩せたかどうか

相変わらず体重は変わらないものの、肩・背中の贅肉はほぼ0、身体の前側で言うとお腹の上部(バストのアンダーから下)に腹筋、いわゆるシックスパックになるであろう線が見えていて、下腹部はまだまだふくらみがあるものの確実に減っている。ヒップのラインも上がり太もも周りも細くなったので手持ちの服がしっかり格好良く着れるようになった。

結婚式当時、今より7キロ瘦せていたのだけど、その時のガードルを付けてみると体重は7キロ増えたままでもアンダーからいくつかのボタンは留めることが出来た。『レスリングの50キロ級の選手』が洋服を着るとその体重があるとは思えないような、「筋肉は脂肪より重い」を体感しているような感覚。

この変化は特に1月~2月の間に劇的な変化があり、今日まで順調に贅肉が落ちているところなのだけど、前作との違いと私自身のプレイの変化を書いておく。

ゲーム自体の前作との違い

セリフの量と質・モーション

まず、セリフ量が圧倒的に違う。気を付けるべき部位について具体的なセリフが休みなく聞こえてくる。キャラクターのモーションもより自然な形に修正されているのも大きい。

例えば「腹筋を意識して」と言われるだけだったところが、「お腹を凹まして、腹筋を意識」という風に変わっている。確かに腹筋を意識的に凹ませてパンチを打つと痛いほど腹筋に効くのが分かる。
モーションについても、これは是非お腹が露出している衣装を選択してプレイして欲しいのだけど、どれくらいひねっているのか、パンチを打った時にインストラクターの腹筋がどちらに向いているのかが良く分かる。こちらのモーションを意識してプレイすると、ひとつひとつのパンチが一層腹筋に効くのが分かる。

デイリーモードの改良

個人的には「デイリーモード」を何度も行えるのが大きかった。自分でコースを選ぶのが面倒くさいので、午前中に30分、午後に30分プレイしたい、という時も両方「デイリーモード」で時間を選ぶだけで被りのないコースを設定してくれる。

また、「デイリーモード」でやりたくないアクションをオフにできるようになったのも相当大きい。プレイしている最中に膝を痛めた際はダッキングやウィービングをオフにすると、それが含まれないコースをセッティングしてくれる。
アクションごとにオート判定を選ぶこともできるので、プレイのストレスになるようなアクションはオート判定にしてしまっている。

達成感の違い

これはもしかしたら前作にもあったのかもしれないのだけど、なんとインストラクターを攻略できる。めちゃくちゃびっくりしたのだけど、一度はみんながお世話になる筆頭インストラクター・リン先生と親友になると、デレる。こちらが動揺するくらいデレてくる。ちなみにリン先生のキャラクターボイスは『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ役の早見沙織さん、リン先生自身も敬語で喋るキャラクターなので、人によっては胡蝶しのぶに教えてもらっている気分を味わえると思う。

自分自身のプレイの変化

時間ではなく消費カロリーで選ぶようになった

平日は300kcal、休日は500kcalをこのゲームで消費できるように、という目標を立ててみたら、毎日プレイするようになった。

ステップとダッキングをオート判定に変更

どちらも足を使う動作なのだけど、反動を察知して判定するのは手に持っているリモコンなので、プレイしている内に「前後のアクションの関係上早いタイミングで判定されてGOODしか出ない」などということが起こる。その筆頭が私にとってステップとダッキングだったので、この2つのアクションは早々にオート判定にした。もちろん身体は動かすのだけど、オート判定にしたお陰で、判定されるようにわざわざ手を動かしていた動作が消え、しっかりと足の動きに集中できるようになったので、同じようなストレスを持っている方にはオススメしたい。

足の位置を修正

インストラクターの立ち方を見ると、前の足と後ろの足がほぼ一直線上に並んでいることにようやく気付いた。実際には後ろ足が少し前に出ているのだけど、大袈裟に言うとほぼ一直線で、その状態で上半身の基本姿勢が斜め45度になっている。
この基本姿勢を取るだけで、基本のジャブ・ストレートすら腹筋に効きだしたのが一番大きい。

以前は足を肩幅に開いてそのまま後ろに下げるだけで、今思えば身体はほぼ正面を向いたままだった。足の位置を変えるだけでストレートを打った時のインストラクターの指示、特に「後ろ足を踏み出して」「最後に肩を入れる」が完全に理解できた。

難易度を「健康維持」に変更

もちろん「体力強化」が一番消費カロリーが大きい。ただ、正しいフォームを意識した時の身体への効き方を考えると、全てのコースを「普通」のスピードでプレイできる「健康維持」が一番いい気がする。足の位置を修正した時に「体力強化」のままプレイしたところ見事に膝を痛め、サポーターを買う羽目になった。

余談

プレイ後はZAVASのプロテインを飲んでいるんだけど、ミルクティーが一番美味しい。正直体重が減らないのは食事は一切変えていないからのような気がしている。(めっちゃ食べる)

オススメのプレイスタイル

鬼モードをダウンロードする

無料のダウンロードコンテンツなので、購入後必ずダウンロードした方がいい。単純にコースのバリエーションが増えるのが一番のポイント。

ステップとダッキングをオート判定に変更

プレイ時の判定へのストレスが大幅に減る。特にダッキングとジャブを連続で行う動作の誤判定にストレスを受けた方は是非。

インストラクターの腹筋のねじれ方・足の開きを確認

少しおおげさかな、と思っても目線を下げて足の位置を確認すると全く違ったポーズを取っていたりする。特にやり始めは意識してインストラクターの真似をするのが効くか効かないかの分かれ目になると思う。

例えばジャブを打った時インストラクターの腹筋は前ではなく外側に向いている。それを意識するだけで全然違う。

お気に入りのインストラクターと続ける

親友になった時のデレ方を見てほしい。恐らくなのだけど、デイリーだけではなくフリーで10回プレイするのも入っている気がするので、例えばデイリーを運動だけに設定し、ストレッチをフリーで行うと達成しやすいのではないかと推察している。(保証はない)

まずは体験版

収録曲が増えてインストラクターも増えて豪華な声優さんが声を当てています!みたいなのはたくさんあったので、個人的な「2」になって良くなったと思ったところと、自分で変えたところを書いてみた。リングフィットもプレイしたけれど、自分にはこちらの方が合っていたようで、それは個人の好みなんだと思う。

「ただ有酸素運動ができるだけでしょ」「筋肉は鍛えられないでしょ」と思っている方には是非これを読んで足の位置を修正してプレイしてみて欲しい。マジで腹筋割れる。