ロマンチックモード

日常と映画と本と音楽について

開き直りノート

7月7日、晴れている。完全に夏になった。アームカバーと首用のカバーを使って折り畳みの日傘も持っている。夏ってこんなに大荷物だったっけ。

3週間前からお弁当を作るようになった。飽きるまで続けようと思ってやり始めた。そもそもは体重が増えたからなのだけど。今時の冷凍食品は本当においしい。とりわけ唐揚げと焼き魚の美味しさには助かっている。毎日おいしい。毎日飽きない。インスタを見て、やはり見栄えというものは大事だ、と思い100均でおにぎり型も購入した。見栄えが良ければ自分のお弁当でもテンションが上がるだろうという魂胆。この3週間、ほぼ毎日欠かさず作っていて、そして我ながら美味しく食べやすく、栄養的にも良いのではないかと思っている。自分で作るので塩分の調整もできる。うっかりしっかり味付けして口の中がずっとしょっぱい状態だった日もありながら、うまいこと調整できるようになってきた。みんな和風の野菜のお惣菜を勧めてくるんだけど、野菜はもうほうれん草かアスパラかピーマンを炒めた物で取ると決めたので、メインのおかずを飽きないようにとっかえひっかえ詰めることに専念している。最初に買った中では春巻きがどうも失敗してしまったので、昨日の買い出しでハンバーグを買ってみた。どれくらいの大きさかまだ分からないけれど、あんまり小さいようなら夢の二個食いもあり得る。大人だからね。


思えば前回の日記の翌日から試練の連続だった。義父からの遠回しな、しかし重たい謝罪の念を受け取ったり、会社では相対的高評価による仕事の増加でミスが続いたり。友人と会う時間もなく誰に聞いてもらうこともできなくてTwitterに書き散らしてポツポツと慰めてもらうなどして、情けない。

それこそ会社のことについては積もり積もって昨日ついにドーンと大きく爆発したのだけど、その割にスッキリと出社している自分がいる。昨夜には「もう無理、一緒に仕事したくない」なんてツイートしてたのに。

自分が完璧であればこんな思いをすることもなかった、と、今朝ノートに書いたのだった。そしてそのすぐ後に、そんなことは不可能だ、とも。その後に書いたことは覚えてないけど、そうか、ちゃんと不可能だと自覚しているんだな、と安心したのだ。私だけが完璧でもそれは解決にはならないんだよな、と今なら更にそう思う。そうそう、私は完璧な人間ではないし、そんなことはできない、ただの、服と音楽が好きな人です、みたいな感じだったと思う。本当そうだ。だからキレイさっぱり、私は今日やりたいことをやって遊ぶ金欲しさに仕事をするだけだと、多分こんな感じだったと思う。

朝6時に起きて、口をゆすいだらノートを書くようにしている。時間にしておおよそ30分。ペンが進まなければ早めに切り上げるけど、大体ノートが埋まったら6時半くらいになっている。今日は、なんだかもう時間で切り上げるのも違うなと思って書きたいところまで書いた。多分6時40分くらいになっていたと思う。普段ならもう顔も洗ってお弁当を作り始める時間、まだ書いていたけど、キレイさっぱり、やりたいことをやる自分になってしまった私は、そこから洗濯を始めて顔を洗い、お弁当を作り始め、マンションのアプローチを掃除したのちクモの巣除去スプレーを撒いたのだった。全くドタバタすることなく家を出てきたけれど、こういう日は大抵お財布を忘れたりしているのがここ最近の私なので、今日は何があるのだろうか、と少し恐れている。